NIPPON Kichi - 日本吉

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2008/2/1


広河原松上げ Hirogawara-matsuage Hirogawara Matsuage Torch Lighting Ritual

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 広河原松上げ(ひろがわらまつあげ)は、盆の精霊祭り、火災予防、五穀豊穣を祈願して、京都市左京区広河原で行われる火祭りである。
 元々は愛宕山を信仰する山伏が行う聖火奉納を、若狭街道沿道の集落にも伝え広めたのが始まりとされる。
 上桂川の河原に立てられた約一二〇〇本の松明に順次点火され、暗闇に火の海が浮かび上がる様は圧巻である。さらに鉦(かね)や太鼓の合図と共に、高さ二〇mほどの灯籠木(とろぎ)と呼ばれる太い檜柱の頂上部に取り付けられた「大笠」めがけて、火のついた手松明を男衆がいっせいに投げ込み始める。「松上げ」というのは松明を上げることに由来している。投げ上げる際に、くるくると回して反動をつけるため、何十もの火の軌道が浮かび上がる様がとても美しい。
 手松明が一つ二つと入り、大笠が炎に包まれた灯籠木は引き倒される。火の粉が夜空に舞うと、祭りは最高潮を迎える。
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2007/7/12


朽木渓 Kutsuki-kei Kutsuki Valley

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 朽木渓(くつきけい)は、滋賀県高島市朽木にある景勝地である。別に、朽木渓谷、近江耶馬渓とも呼ばれる。
 残された雄大な自然美を一身に体現したようなこの渓谷は、高岩橋から荒川橋までの約3kmの間を言い、奇岩怪石群と清冽な流れが朽木随一の秀景を作り出している場所である。
 丹波山地と比良山地との間にある花折断層によってV字渓谷が形成され、そこを流れる安曇川は、春、夏には釣り人で賑わう。
 安曇川が朽木村の北で大きく蛇行して東へ流れるあたりが朽木渓で、とくに紅葉の時期には村全体が美しく色づく。
 日本海の魚介類を京の都に運び込むいにしえの道筋として、安曇川に沿った朽木渓は鯖街道とも呼ばれている。
 朽木渓は、厳しい自然を今に残す、名勝地である。
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