NIPPON Kichi - 日本吉

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2008/1/22


鷽(ウソ) Uso Uso (Eurasian Bullfinch)

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 鷽(ウソ)とは、雀くらいの大きさで、短い口ばし、オスの頬が薄紅色なのが特徴である。
 口笛を吹くときの口の形を表した「うそぶく」から、名前がついたとされる。
 鷽は、短くて太い口ばしを使い、木の葉や木の実などのほか、昆虫やクモなどを食べる。特にサクラやウメなどのつぼみが膨らむ頃、果樹の花芽を好んで食べるようになる。
 果樹の花芽を食べることによって、多すぎるつぼみを適度に摘んで間引きの役目を果たし、実を大きくするための益鳥として果樹農家に大切にされていた。
 しかし近年では、鷽に食べられた果樹には花が咲かず、収穫に大きな被害を与えるとして、有害鳥獣としての対象になるときがある。
 九州の福岡にある梅で有名な太宰府天満宮では、鷽を大切にしており、参拝者が木彫りのウソを交換し、交換したウソの中にある金色のウソを見事手にした人は幸福が訪れるという「ウソ替え」という行事が現在でもおこなわれている。
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2007/10/11


肱川 Hiji-kawa 

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 肱川(ひじかわ)は、愛媛県西部を流れる一級河川である。愛媛県西予市宇和町鳥坂峠に源流を発し、西予市野村町坂石で黒瀬川、船戸川と合流。その後は河辺川、小田川などの支流を集め、蛇行しながら四国山地を横断する。中流域には大洲(おおず)盆地を形成。ここで一気に開けると、流れは一段とゆるやかになり、大洲市街をつきぬけ矢落川などと合流する。最後は、大洲市長浜町で一気に瀬戸内海に流れ込む。
 肱川を流れる水は、北は佐田岬半島から南は宇和島市までの南予地方一帯を潤している。特に柑橘類の果樹園にとっては、必要不可欠なものとなっている。川ではアオノリ、アユ、アマゴ、アナゴなどが獲れる。
 名前の由来は二説ある。ひとつは、肱のように屈曲しているからというもの。もうひとつは、泥土やぬかるみを「ひじ」と呼ぶが、これが多いことから「ひじかわ」になったというものである。
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2007/7/24


お取越と植木市 Otorikoshi-to-Ueki-ichi Otorikoshi Service and the Plant Fair

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 お取越と植木市(おとりこしとうえきいち)は、新潟県三条市本町にある三条別院で毎年11月5日~8日に行われる行事である。
 元禄三(1690)年、三条別院は、米山以北の真宗大谷派寺院を統括する東本願寺の別院として創建された古刹で、今でも「ご坊さま」の名で親しまれている。
 お取越とは、報恩講御引上会(ほうおんこうおひきあげえ)の事で、県内各地からの参詣客で大変な賑わいをみせる。
 報恩講は真宗大谷派にとって一番大切な講で、親鸞聖人の命日に先立って、全国各地で「おとりこし」の報恩講が行われる。
 この期間に開催される植木市は、草花の苗や鉢植え、果樹の苗木、庭木などを求める客が多く訪れ、県下の名物となっている。
 お取越と植木市は、今では欠かせない、晩秋の風物詩である。
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