NIPPON Kichi - 日本吉

2006/11/28

村上堆朱 Murakami-tsuisyu Murakami Tsuishu (carved and lacquered ware)

Jp En


 村上堆朱は、木地に彫刻をし、漆を幾重にも塗り重ねる漆器だ。600年の昔から伝わる新潟県村上市の伝統芸能である。
 古くから県北の文化の中心を担ってきた村上には、歴史を誇る寺社が多く残っている。その宮大工の技を活かしたのがこの村上堆朱。精密緻密な木彫り、手間を厭わない漆の重ね塗りと仕上げ、研ぎにいかんなく匠の技を発揮している。
 使い込むほどに艶を増す朱、深い透明感の黒、手に馴染む極上の仕上げ。600年の歳月をかけ、職人たちは創意工夫、技術の研鑽に励んだ。その落ち着いた高雅な魅力を変えることなく、現在では時代の感覚に調和した茶器や花器、盆などの製品作りが行われている。
 村上堆朱は独自の技法や意匠が認められ、新潟県無形文化財や経済産業大臣の伝統工芸品に指定されている。

この記事をお気に入りに、追加します

住所
新潟県村上市
連絡先
村上堆朱事業協同組合
電話
0254-53-1745
HP
http://www.kougei.or.jp/crafts/0509/f0509.html




NIPPON Kichi - 日本吉 - 日本語に切り替える NIPPON Kichi - 日本吉 - to english

モノ・コト・ミル・ヒトで綴る
日本の美意識。

現在の記事 5444
カテゴリーズ
都道府県
キーワードシャッフル
お気に入り
キーワード検索
閲覧履歴



Linkclub NewsLetter