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2008/2/7


上毛かるた Joumou-karuta 

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 上毛かるた(じょうもうかるた)は昭和二二年に群馬県の群馬文化協会が発行したかるたである。上毛とは群馬県の古い呼称である。
 太平洋戦争に負けた日本の多くの都市は廃墟と化し、巷には被災者や失業者が溢れ、多くの戦災孤児が生まれた。
 当時群馬文化協会の前身であった同胞援護会は上毛かるたを発行した。発行の目的はかるたという遊びを通じて、教育もままならない子どもたちに群馬県の歴史を中心に日本の歴史、地理、道徳を教科書の代わりに教えていき、郷土愛や慈愛に芽生えてもらうためであった。
 かるたに詠まれている人物や歴史、名所に関しては広く県民に選んでもらい、上毛かるた編集委員会で選出した。解説には丸山清康氏があたり、絵は小見辰男氏が担当した。発行から二ケ月後には上毛かるた県大会が開催された。
 昭和二七年に上毛かるたは児童福祉法に基づいた優良文化財として推薦 されている。
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2008/1/15


一之宮 貫前神社 Ichinomiya Nukisaki-jinja 

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 上野國一之宮。延喜式神名帳では名神大社に列する。
 一之宮貫前神社(いちのみやぬきさきじんじゃ)の開基については諸説あるが、安閑天皇の元(531)年頃と言われ、一般に多胡碑(たごひ)などで知られる甘良(甘楽)の谷の帰化人集団が祀ったのが始まりと見られている。
 赤城神社から一之宮の称号を譲られたと言われ、渡来系氏族による古代上毛野國征服を表すとも伝えられる。
 もとは貫前神と抜鉾神(ぬきほこのかみ)の二社二神であったが、両社が一社と混同されるようになったので明治に入り貫前神社と名乗り、戦後の社格廃止に伴い一宮貫前神社と改称したと言われる。
 参道を上り正面の鳥居をくぐって急な石段を下ったところに社殿が有る、という特異な構えが特徴で、勅額鳥居の東隣等に神宮寺跡の石垣が残る。社域は約九万平米。総門から見下ろす朱塗りの社殿と社叢の調和には息を飲む。
 寛永一二(1635)年に徳川幕府によって造営された、本殿、拝殿、楼門は重要文化財に指定されている。
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2007/8/16


赤城山 Akagi-yama Mt. Akagi-yama

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 赤城山は、群馬県のほぼ中央に位置する、標高1827mの山である。榛名山、妙義山と共に、上毛三山の一つに数えられ、日本百名山の一つにも選ばれている。
 最高峰の黒檜山をはじめ、駒ヶ岳、地蔵岳、長七郎山、鍋割山などの山頂を持つカルデラ二重式火山であり、赤城山は、その総称である。
 火口原湖の大沼、火口湖の小沼、高層湿原の覚満渕と三つの美しい沼を有している。

 また、冬期の関東平野に特有の北風、いわゆる「空っ風」は、赤城山の方角から吹くことから、「赤城おろし」とも呼ばれる。
 古くから信仰の対象の山でもあり、地元の人々の間で親しまれて来た。
 赤城山は、群馬を象徴する雄大な名峰である。
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群馬 不動大滝 Gunma Fudou-ootaki The Fudo-Otaki Waterfall in Gunma

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 群馬の不動大滝は、群馬県前橋市粕川町にある、上毛一の大瀑布。日本の滝百選にも選ばれている。
 赤城山にある小沼から流れ出す粕川上流に位置する滝で、落差50mのその轟然たる様子は、赤城山随一といわれる。
 轟音を響かせて落ちるさまは迫力満点であり、木々の濃い緑やアカシヤの花に彩られる初夏、霧と虹が織りなす幻想的な夏、錦織なす秋、冬は凍結した氷柱など、四季折々に表情を変えて、訪れる人を迎えてくれる。
 浸食で形作られた大絶景に囲まれた雄大な景観は、まさに自然のアートといえる。
 周囲には、国定忠治が隠れ住んだといわれる岩屋や、江戸時代まで赤城山の修験者たちの修業道場だった滝沢不動尊など見どころたっぷりである。
 群馬の不動大滝は、豪快な絶景を誇る名滝である。
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2007/6/20


猿賀神社 Saruka-jinja 

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 猿賀神社(さるかじんじゃ)は、青森県平川市猿賀にある神社である。祭神は、上毛野君田道命。
 猿賀の語源は、アイヌ語で変化神を意味する「サラクカムイ」に由来するといわれている。
 仁徳天皇五五(367)年、蝦夷討伐の将である田道が敗死し、後に蝦夷が墓を暴くと遺体が大蛇と化したので、人々は恐れて猿賀野に祀ったと伝わる。
 大同二(807)年、蝦夷征伐のため北上した坂上田村麻呂が勝利を祝い、田道を祀る祠と社殿を造り「神蛇宮」として建立したのが神社のはじまりとされている。
 江戸時代には藩主・津軽為信により祈願所と定められ、繁盛した。
 現在、神社の参道にはかつての別当寺である神宮寺があり、境内には本殿の他、胸肩神社、日吉神社、池上神社等が配されている。
 秋の例大祭では、勇壮な民俗芸能の獅子踊りが奉納される。
 猿賀神社は、農漁業、交通守護神、眼の守護神として信仰を集める古社である。
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2007/6/15


群馬 榛名山 Gunma Haruna-san Mt. Haruna

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 群馬の榛名山は、群馬県高崎市榛名湖町にそびえる標高1449mの山である。赤城山、妙義山と共に上毛三山に数えられる。
 山頂にはカルデラ湖である榛名湖と中央火口丘の榛名富士があり、15を超える峰々を待つ。火口中央、美しい円錐形をした榛名富士が、その優美な姿を榛名湖に映している。
 今は静かな休止火山だが、五世紀~六世紀にかけて何度も二ツ岳が大噴火を起こした。
 黒井峯遺跡では厚さ2mの火山灰の下から、古墳時代後期の集落がそのまま発掘されている。
 巨人だいだらぼっちが登場する伝承や、弘法大師が井戸を掘ったという民話が残っており、山岳信仰が盛んだった事を伺わせる。
 周辺には伊香保温泉をはじめとする温泉が巡り、榛名神社、水沢観音といった寺社が山中に建つ。
 榛名山は、榛名の人々の象徴として崇敬されている山である。
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群馬 妙義山 Gunma Myougi-san Mt. Myogi

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 群馬の妙義山(みょうぎさん)は、群馬県の下仁田町・富岡市・安中市に跨る標高1104mの山である。妙義荒船佐久高原国定公園を代表する景勝地である。
 赤城山、榛名山と共に上毛三山の一つに数えられている。また、九州の耶馬渓、四国の寒霞渓と並んで日本三奇勝の一つに数えられている。
 白雲・金洞・金鶏の三峰からなり、切り立った奇岩・怪石の造り出す独特の山容は、日本有数の奇勝として知られる。
 中でも中之嶽(金洞山)の景色は圧巻で、第1石門から第4石門を始め、ロウソク岩・大砲岩・筆頭岩・ユルギ岩・虚無僧岩といった特徴を現した名前の岩石群は、日本屈指の山岳美と讃えられている。
 春は桜、秋は紅葉が美しく、山肌を季節の色に染め上げる。
 妙義山は、日本の代表的な山獄景勝地である
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