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2008/7/7


玄奘三蔵絵 Genjou-sanjou-e 

Jp

 玄奘三蔵絵(げんじょうさんじょうえ)は、大阪府大阪市都島区の藤田美術館にある大和絵である。国宝に指定されている。
 玄奘三蔵絵は、「西遊記」で知られる、法相宗の祖師・唐像玄奘三蔵法師の一生を一二巻の絵巻に仕立てたもので、国禁を犯して仏法を求めてインドへ旅立ち、多くの経典類を携えて17年後に帰国する物語を描いたものである。
 「大乗院寺社雑事記」には信円が作らせた旧本があった事が記されているが、この旧本は何らかの理由で失われ、鎌倉時代末期になって新調されたのが、現在ある新本玄奘三蔵絵である。
 新本の絵師は金銀濃彩を駆使した壮麗な色調や運筆などから、当代随一の絵師・高階隆兼(たかしなたかかね)ではないかと推定されている。
 玄奘三蔵絵は、異国の地を魅力的に描いた貴重な絵巻物である。
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2008/1/30


登米秋まつり Toyoma-aki-matsuri Toyoma Fall Festival

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 毎年九月第三週の土日、宮城県登米市では登米(とよま)秋まつりが開催される。地域全体を守護する総鎮守の例大祭で、三百年以上に渡り継承されてきた。
 土曜日は本祭りに先立ち、矢を放ち魔を退散させる蟇目(ひきめ)の儀、大的式(おおまとしき)といった弓の儀式が奉納される。また宵祭りとして、午後五時から伝統芸能伝承館森舞台にて、県指定民俗文化財の登米薪能(とよまたきぎのう)が奉納される。
 翌日は本祭となり、武者行列、女性達の美しいよさこい踊り、稚児行列などが街を練り歩く。子供達の登米囃子の音色とともに、各町内会から繰りだす巨大な山車はおよそ一三台。和紙を使った張子は今にも飛び出してきそうな勇ましい虎や、手足を動かし泡を吹くカニ、西遊記などをテーマとした親しみやすいものだ。
 町中あげて盛り上がる宮城の秋の風物詩である。
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