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2008/5/2


浦添城跡 Urasoe-jouato 

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 浦添城跡(うらそえじょうあと)は、沖縄県浦添市仲間にある城跡である。国の史跡に指定されている。
 13世紀頃に築城されたと伝わる琉球国中山の王宮で、王宮が首里城に移されるまでは、舜天(しゅんてん)、英祖(えいそ)、察度(さっと)の居城として200年余りに渡り栄えた。
 慶長一四(1609)年に薩摩軍の琉球侵攻によって、焼き討ちされ廃城となる。
 太平洋戦争で沖縄戦の激戦地となり、現在は石垣のみ残っている。城跡内の高台からは周辺一帯を見渡せ、地理的に優れた城であった事が伺える。
 北側には琉球王国初期の王陵で、12世紀に英祖王(えいそおう)が築いたと伝えられる「浦添ようどれ」があり、一帯は、緑豊かな浦添大公園として整備されている。
 浦添城跡は、琉球王国のかつての繁栄が偲ばれる城跡である。現在、浦添市の働きにより、史跡浦添城跡復元事業を進めているという。
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2007/12/14


ベンガラ Bengara Bengara

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 ベンガラとは、酸化第二鉄からなる無機赤色顔料の一つであり、人類が使用した歴史上最古の顔料としても知られている。
 漢字では弁柄と書き、紅殻やインド赤、ヴェネツィアンレッドなどとも呼ばれる。
 日本には中国から朝鮮半島を経て、沖縄に伝わったとされ、インドのベンガル地方産のものを輸入していたため、ベンガラと名付けられたという。
 酸化鉄系では最も生産量が多い顔料であるが、化学的には鉄の赤錆と成分的に同じであるため、現在では合成のものが多く、天然に産するものとしては、日本では岡山県高梁市成羽町が、国内唯一の生産地となっている。
 古代には尊い色として珍重され、日本では沖縄の首里城の赤がベンガラの色として有名である。また、着色力や隠蔽力共に優れており、耐熱性や耐水性もあることから、木造建築における防腐の役目も負っていた。
 他の赤色系顔料に比べ鮮明さに欠く印象はあるが、その華やかさは時代を超えて、人々の心を魅了し続けている。
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2007/9/5


紅型 Bin-gata Bingata

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 紅型(びんがた)は、沖縄を代表する伝統的な染織技法の一つである。
 起源は十六世紀ごろとされており、当時の琉球王国では王族や貴族の衣装として染められていた。そのため、染屋は首里城の周りに置かれ篤く庇護されていたという。
 「紅」は色全般を示す言葉でとして、「型」は型絵染めの型紙を表す言葉として用いられ、型紙を使って様々な色で染め上げたもの全般を紅型と読んでいた。
 紅型には二つの手法があり、型染めは型を用いて文様を染めあげるもので、筒引きは文様を描くのに必要な糊を円柱状の筒にいれ、その先からところてんのように搾り出しながら文様を描く手法だ。
 これら細心の手作業により生み出される色合いは当時の王侯貴族たちを魅了して止まず、特にフクギと呼ばれる植物から取れる黄色は、王族のみ使用がゆるされるほどだった。
 現在では用途も広がり、着物のみならず帯や各種装飾品などにも活用されており、友禅に並ぶ日本の代表的な染物として、南国の情緒を楽しませてくれている。
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2007/1/11


琉球王朝絵巻行列 Ryuukyuu-ouchou-emaki-gyouretu The Ryukyu Kingdom Royal Procession

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 琉球王朝絵巻行列は、那覇市で行われる県民参加型のお祭、首里城祭のメインイベントである。
 琉球王朝絵巻は、中国皇帝使者・冊封使が琉球に訪れた時の行列を再現したものである。
 那覇市中心部の国際通りで、国王、王妃、明・清の使者(冊封使)、伝統芸能団体を加えた1300人が、艶やかな衣装をまとい、路地楽や古典音楽を奏でながら厳かに行進する。
 イベント性を持たせるために、芸能行列を加えるなどのアレンジを施している。全て県民からの公募で選出されており、祭の期間中、首里城内では伝統芸能披露のステージが催される。
 琉球王朝絵巻は、壮大で華麗なる行列であり、まるで琉球王朝時代にタイムスリップしたかのような異空間を感じさせてくれる、歴史と幻想のお祭りである。
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