NIPPON Kichi - 日本吉

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2008/5/12


鴨都波神社 Kamotsuba-jinja 

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 奈良県御所市にある「鴨都波神社(かもつばじんじゃ)」は、上鴨社(かみがもしゃ)の高鴨神社(たかかもじんじゃ)、中鴨社(なかがもしゃ)の葛城御歳神社(かつらぎみとしじんじゃ)に対して、「下鴨社(しもがもしゃ)」と呼ばれている。
 主祭神は、積羽八重事代主命(つわやえことしろぬしのみこと)と下照姫命(したてるひめのみこと)で、積羽八重事代主命は、奈良県桜井市の大神神社に祀られる大国主命(おおくにぬしのみこと)の子どもであることから、「大神神社の別宮」ともいわれている。
 拝殿前の右手には、樹齢300年のいち樫が御神木とされている。
 夏祭りと秋祭り宵宮には、五穀豊穣・家内安全・無病息災を祈願し、氏子地域から「ススキ提灯」と呼ばれる30基余りの提灯が奉納され、県の無形民俗文化財に指定されている。
 ススキ提灯とは、4、5メートルほどの竹製の支柱に、横木を4本通し先端から紐で連結し、高張提灯を上から、2・4・4の合計10張を3段に組みたて、先端部に御弊を施したものである。
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2008/1/28


揖宿神社 Ibusuki-jinja Ibusuki Shrine

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 揖宿神社(いぶすきじんじゃ)は、鹿児島県指宿市東方にある神社である。祭神は大日孁貴命(おおひるめむちのみこと)他八柱。
 社記によれば、慶雲三(706)年、天智天皇の由緒の地として葛城宮が創建されたという。
 貞観一六(874)年、現在の開聞岳の大噴火により遷宮し、枚聞神社を勧請して開聞新宮を名乗った。明治維新に際し揖宿神社と改称され、現在に至る。
 指宿郷の総氏神として地方開拓の祖神、航海安全、諸業繁栄の守護神として崇敬され続けてきた。
 現在の社殿は弘化四(1847)年、島津斉興(しまづなりおき)によって建てられたものである。
 境内には推定樹齢七〇〇年以上といわれる楠木の大樹八株があり、全体が「揖宿の社叢(しゃそう)」として県指定の天然記念物となっている。
 揖宿神社は、薩摩藩代々の藩主から篤く尊崇されてきた、古くから知られた神社である。
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2007/10/31


奈良 柿本神社 Nara Kakinomoto-jinjya Nara Kakinomoto Shrine

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 奈良の柿本神社は、奈良県葛城市柿本にある神社である。祭神は三十六歌仙の一人、柿本人麻呂で、島根県益田市にある柿本神社本社の摂社にあたる。
 万葉の歌人、柿本人麻呂の生地ともいわれ、各地に散在する人麻呂伝説の一つとなっている。
 石見国で没した人麻呂を宝亀元(770)年に改葬して、社殿を建てたのが始まりという。
 柿本人麻呂は宮廷歌人であり、格調高い作風で万葉集中随一の叙情歌人と言われた。後世、歌聖と称される。
 社殿左側にある墓は江戸時代の造営、また神社隣の影現寺は別寺で、通称柿本寺と呼ばれている。
 本堂には、紀僧正真済作といわれる木造の人麻呂像が安置されているが、非公開とされている。
 奈良の柿本神社は、人麻呂死後数年で創建された、由緒ある神社である。
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葛城山 Katsurag-isan Mt. Katsuragi

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 葛城山(大和葛城山)は、奈良県御所市櫛羅と大阪府南河内郡千早赤阪村にまたがる、標高959メートルの山である。
 金剛生駒紀泉国定公園内にあり、金剛山地において、金剛山と並ぶ主峰格である。
 葛城山の祭神は一言主神(ひとことぬしのかみ)。伝説によると、役の行者が葛城山から金峰山に橋を作っていた時、この神は容貌を恥ずかしがって夜間だけ手伝ってくれたという。
 四季それぞれの自然の美しい風物と、変化に富んだ登山コースは、ハイカーや登山者に人気がある。
 春のヤマツツジ、秋のススキで知られる高原状の山上台地は、山の形状がなだらかであるために、この付近を指して葛城高原と呼ばれている。
 葛城山は、四季折々の景観も美しい行楽地である。
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2007/9/26


役小角 En-no-ozunu En no Ozunu

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 役小角(えんのおづぬ)は、修験道の開祖。山岳信仰による呪力の獲得、自然との一体化による即身成仏を説いた。日本的霊性の源流として、只ならぬ影響力を持つ人物である。
 舒明天皇六(634)年、大和国葛城上郡茅原(現在の奈良県御所市)、葛木山のふもとで誕生。独学で仏像を作り、梵字を書き始める特異な少年だった小角は、一七歳で家を捨て、葛木山での本格的な霊的修行に入る。
 仙人と遊び、仏や神を叱り飛ばし、鬼を従者として使う強者となっていった。神通力が朝廷に知られ、恐れられ、天皇の命令で伊豆大島へ流刑されたりした。
 晩年は、諸国を巡り、数々の霊山高峰を訪れた。現在、日本で霊山とされるほとんどの山が役小角の開山という伝説がある。六八歳の時、天井ヶ岳にて、多くの弟子達に見守られるなか、微笑み続けながら息を引き取った。
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2007/3/13


奈良 二上山 Nara Nijyou-san Mt. Nijo

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 二上山は、奈良県葛城市加守と大阪府南河内郡太子町にまたがる、金剛山系の山である。
 金剛山地の北端にあり、古くは「ふたかみやま」と呼ばれていた。雄岳と雌岳の2つの山頂があり、北の高い方(標高517メートル)が雄岳で、少し離れた南の方(標高474メートル)が雌岳である。
 約2000万年前の大噴火によって形成されたといわれ、最後の活動時期は約1400万年前と推定されている。
 10年前から自然公園「万葉の森」として整備が進められ、梅・桜・紫陽花など四季折々の花が楽しめる。
 登山道沿いには奈良時代の石窟寺院跡や、悲劇の皇子・大津皇子墓などの史跡がある。
 二上山は、古来より神聖な山として人々から崇められてきた山であり、今でもその姿は衰える事なく、古代史に燦然と輝いている。
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2007/3/12


長尾神社 Nagao-jinjya Nagao Shrine

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 長尾神社は、奈良県葛城市長尾にある神社である。祭神は、水光姫命(みひかりひめのみこと)、白雲別命(しらくもわけのみこと)。
 当麻路一帯を代表する地名が長尾で、その長尾氏の氏神であったとされるが、定かではない。
 伝説では、大和高田の竜王社(石園座多久虫玉神社)は竜の頭であり、長尾神社は竜の尾をあらわしていると伝えられている。
 また、長尾神社は大蛇、つまり巳の尾で、三輪明神は巳の頭であるとも伝えられている。
 長尾神社は、そんな太古からの伝説に登場する古社であり、かつて飛鳥京と難波を結ぶ日本最古の官道だった竹内街道と、伊勢・長谷街道が長尾街道と交差する長尾の森に鎮座している。
 社域は4千坪ほどで、社叢(社寺林)が素晴らしく、そこに立てば、自ずと厳かな気持になる。
 長尾神社は、何とも言えない神聖な雰囲気を持つ、聖地である。
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當麻寺 Taima-dera Taimadera Temple

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 當麻寺(たいまでら)は、奈良県葛城市當麻にある高野山真言宗・浄土宗の寺である。本尊は、蓮糸大曼荼羅。新西国三十三ヶ所第十一番とされる。
 創始は用明天皇の皇子、麻呂子親王が推古20(612)年に河内の国に建てた、万宝蔵院禅林寺であるとされている。
 白鳳11(681)年、麻呂子王の孫、當麻真人国見の手により現在の地に移され、當麻氏の氏寺としたと伝えられる。
 當麻寺は当初、三論宗の寺院であったが、弘法大師が参籠してから真言宗に変わり、鎌倉時代になって浄土信仰の流行とともに、浄土宗が加わり、それ以降現在まで真言宗と浄土宗の両宗に属する珍しい寺院として存在している。
 中将姫伝説に彩られた「當麻曼荼羅」と牡丹の花でも名高い。
 當麻寺は、極楽浄土の霊場でもあり、仏を体感出来る寺である。
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