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2008/5/12


徳利 Tokkuri 

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 徳利(とっくり)とは、酒など液状のものを入れる陶製・金属製のもので、口の細い容器である。酒のほか醤油・酢・油などを運搬する際に使われたり、保存容器としての役割を果たしていた。
 名称は、注ぐときに「トクトクトク」「トックリトックリ」と聞こえる事が、由来といわれる中でも有名な説である。
 かつては、酒屋から酒を買ってくる時に、一升(いっしょう)以上入る大きな「通い徳利」というものを借りて使用していた。
 貸し出し主である酒屋の屋号・地名・商標などが筆太で書かれている徳利を渡し、中身がなくなったら店に入れに来るという販売方法である。
 しかし、第二次大戦中に酒の計り売りが禁止された為、主に日本酒を温めて飲む「燗徳利(かんとっくり)」として用いるようになった。
 各地の陶器によって色や形・特徴なども異なり、重みのある形やシンプルなもの、色鮮やかなものまで様々な徳利が酒を引き立てる。
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2007/1/29


大原邸 Ohara-tei Ohara-tei

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 旧杵築藩の上席家老大原氏の屋敷であり、大分県北台武家屋敷の代表格とされる。
 宝暦年間(1751〜1764)、相川東蔵がこの地に住んだのが最古の記録とされ、後に岡三郎左衛門が「桂花楼」と名づけるが転居、後に御用屋敷となった。文政(1818〜1830)以降に大原家がこの屋敷に住んだとされる。
 その格式は杵築一と評されており、堂々たる長屋門から始まり重厚な玄関構えと茅葺屋根、接客部屋と居住部屋とが完全に分離された間取り。身分の高い人物の出入口となる式台が作られている事からも伺える。
 本格的な池泉回遊式庭園を有しており、大きな池と整った庭園からも当家が普通の武家屋敷では無いことを物語る。
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2007/1/26


シオジ原生林 Sioji-genseirin Shioji Primeval Forest

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 シオジ原生林は、大分県日田市前津江町に広がる林である。
 前津江町西部にある釈迦岳中腹に広がる日本特産の水辺落葉広葉樹であるシオジの原生林は、30haにも及び、現在では残り少ないシオジが自然のままの姿で群棲する貴重な原生林となっている。
 この原生林地帯では、年間降雨量3000mm以上もの多雨地帯ということもあって、大変湿潤な環境を作り出しており、苔類や低草木、そこに生息する昆虫類や小動物などは珍しいものが多く、学術的にも注目を集めている。
 湧き出る水は、柔らかい土壌と豊かな原生林に育まれ、ミネラルをたっぷり含んでおり、筑後川の源流をになっている。
 ここを訪れるには途中には、シオジのほかブナ、カエデ等の多くの落葉広葉樹を見る事ができる。
 シオジ原生林には、失われた日本を今に留める原風景がある。
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弘前城 Hirosaki-jo Hirosaki Castle

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 津軽統一を成し遂げた津軽為信(つがるためのぶ)によって慶長八(1603)年に計画され、二代信牧(のぶひら)が慶長十五(1610)年、築城に着手し、慶長16(1611)年に完成。以後、津軽氏の居城として、廃藩に到るまでの260年間、津軽藩政の中心地として使用された。
 本丸、二の丸、三の丸、四の丸、北の郭、西の郭の六郭からなる面積約49.2haの平山城で、築城から約400年を経た現在も、天守、櫓、城門、三重の水濠等の築城形態の全貌を遺す城跡として今日保存されているのは全国でも類例が少ない。
 三重の小規模な天守ながら、南北に長く直線状に続く石垣の南端に建つ姿は、春は桜、夏は月、秋は楓、冬は雪と四季の妙なるたたずまいを見せる。
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