住吉大社は、１８００年の歴史を持つ日本全国の住吉神社の総本社。国宝に指定されている。
　海の神である住吉三神と神功皇后を祀る。２１１年神功皇后・田裳見宿禰（たもみのすくね）により住吉大神鎮祭奉納。
　田裳見宿禰は神功皇后への神託により天火明命の流れを汲む尾張氏の一族である土地の豪族であったとされる。
　大社ではいくつかの神が祭られているが、特に地球上の生命が生じた、その根源を守るとした「海の神」を意識している。
本殿の建築様式、第１から第４本宮の配置は全国的にも大変珍しく、その建築はあたかも大海原をゆく船団のように立ならび、「三社の縦に進むは魚鱗の備え、一社のひらくは鶴翼の構えあり。よって八陣の法をあらわす」とも言い伝えられている。
　現在では年行事も毎月行われる。代表する祭りとしては、毎月初めに「初辰祭」、６月に「御田植神事」７、８月には「夏祭り」がそれに当たる。