NIPPON Kichi - 日本吉

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2008/7/10


赤絲威鎧 Akaitodoshi-yoroi 

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 赤絲威鎧(あかいとおどしよろい)は、日本の防具である。うち、5つが国宝に指定されている。
 鉄製または皮革製の短冊状の小さな板である小札(こざね)を、色糸やなめし革の紐を用いて縦方向に連結する事を「威す(おどす)」といい、元々は、威とは緒通しからの変遷であると言われている。赤い組紐で威した独特の日本鎧が、赤絲威鎧である。
 現在、そのうちの5つが国宝に指定されており、中でも愛媛県の大山祇神社(おおやまづみじんじゃ)が所蔵しているものは、源義経が奉納したと伝わっている。
 また、奈良県の春日大社(かすがたいしゃ)には国宝の赤絲威鎧が2つあり、うち1つはやはり源義経が奉納したと伝えられる大鍬型赤糸威竹に虎金物の鎧である。
 他にも、青森県の櫛引八幡宮と東京の御嶽神社に、国宝の赤絲威鎧が納められている。
 赤絲威鎧は、古くから日本で作られてきた伝統の日本鎧である。
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2008/6/18


夜都岐神社 Yatsugi-jinja 

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 夜都岐神社(やつぎじんじゃ)は、春日の四柱をまつる神社として知られており、ご祭神は武甕槌命(たけみかづき)、経津主命(ふつぬしのかみ)、天児屋根命(あまのこやねのみこと)と比売神(ひめのかみ)である。
 乙木(おとぎ)にはもともと竹之内の十三神社であった「夜都伎神社」と「春日神社」との二社があった。隣の竹之内と土地交換をおこなった際、夜都伎神社社地が竹之内三間塚池の地と交換され、春日神社の社名を夜都伎神社とかえたという。
 夜都岐神社は春日大社と縁が深い。現在の社殿は、春日若宮社が下げられたもので、明治三九(1964)年に改築されたもので、鳥居も嘉永元(1848)年に春日若宮社から払い下げられたものである。
 拝殿は藁葺きで、この地方では珍しい神社建築となっている。
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2008/5/12


葛木御歳神社 Katsuragi-mitoshi-jinja Katsurag-mitoshi Shrine

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 「葛木御歳神社(かつらぎみとしじんじゃ)」は、奈良県御所市にあり、ご祭神は本社の背後にある御歳山(みとしやま)という美しい山で、金剛山の扇状地に開けた稲田を御守護された、穀物をつかさどる神で知られている。
 朝廷で豊作祈願のためにおこなわれた年頭の祈年祭(としごいのまつり)では、はじめに御歳神の名が読みあげられたという。
 ここの神社は、代々鴨氏が祭りごとをおこなってきた神社のひとつである。御所市にある上鴨社(かみがもしゃ)の高鴨神社(たかかもじんじゃ)、下鴨社(しもがもしゃ)の鴨都波神社(かもつばじんじゃ)とともに、中鴨社(なかがもしゃ)と呼ばれ、「中鴨さん」の愛称で親しまれている。
 現在の朱塗りの本殿は、春日大社から移されたものである。
 ここでは正月三日まで、一年の無病息災を祈願し、御歳神さまからの魂がこもった「御歳魂(おとしだま)」のお餅を授与している。
 正月の鏡餅は御歳神へのお供え物であり、このおさがりのお餅「御歳魂」が「お年玉」のはじまりになったといわれている。
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2007/11/14


浮見堂 Ukimidou 

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 奈良公園には鷺池(さぎいけ)という池があり、そこに六角の形をした八角堂形式のお堂がある。
 蓬莱橋(ほうらいばし)を渡ると、木造で檜皮葺き(ひわだぶき)の休憩所があり「浮見堂(うきみどう)」と呼ばれている。
 鏡の様な水面に映る姿はとても美しく、風に揺らめく様は幻想的な雰囲気を醸し出している。現在のお堂は、老朽化した旧浮見堂を平成三(1991)年から三年をかけて修復されたもので、往時の美しさを取り戻している。
 春には桜が咲き、秋には赤や黄色の紅葉に彩られ、浅茅ヶ原の林の向こうには春日大社が佇んでいる。まるで天平時代にタイムスリップでもしたかの様なその雰囲気は、他ではなかなか味わえない場所の一つである。
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2007/4/26


石燈籠 Ishidourou 

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 「石燈籠(いしどうろう)」は、神社の参道の両脇に立つもの、庭の添景として置くものなど様々なものがある。その形は明かりを灯す「火袋」と呼ばれる部分を中心として、上に「笠」と「宝珠」、下方は火袋を受ける「中台」、円柱状の「竿」、最下段の「基礎」という三つの部分から構成される。
 各部分ごとに一つの石材から造り積み重ねるのが一般的。笠と火袋、中台、基礎の平面の形は、八角や六角が多く、稀に四角や三角のものもある。
 石燈籠の形を備える遺品としては、奈良県・当麻寺の金堂前に立つ白鳳時代の燈籠が最古例で、奈良県・春日大社の「柚木燈籠」という名で知られる燈籠が次いで古く、平安時代後期の作とされている。
 石造美術の黄金時代といわれる鎌倉時代から現在にかけて、近畿を中心に百点を超える石燈籠が残されている。
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2007/2/7


春日大社(世界遺産) Kasuga-taisha Kasuga-taisha Shrine

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 春日大社(かすがたいしゃ)は、奈良県奈良市の奈良公園内にある神社である。旧称春日神社。
 歴史は千三百年前に遡る。奈良時代の平城京遷都の際に藤原不比等が藤原氏の氏神を祀ったのがはじまりとされる。神護景雲二(768)年、今の地に社殿を造営。藤原氏の興隆とともに盛んに社殿の造営が行われ、平安時代後期に現在の規模にまでなったという。
 中世以降、庶民への信仰も広り、参道に連なる万灯篭は、庶民の寄進によるものである。毎年2月の節分の日と8月14・15日には約3千器すべての灯篭に火を入れる「万灯篭」の行事が行われ、幻想的な雰囲気に大勢の参拝客が酔いしれる。
 春日大社は、「古都奈良の文化財」の一部として世界遺産に登録された。
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2007/1/31


奈良 面 Nara Men Kogakumen Masks

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 奈良の「面」は、正倉院、法隆寺、東大寺、春日大社に現存する伎楽面・舞踊面などの優れた古楽面、室町時代に完成された能、狂言面を鑑賞用に作られたもの。現在では模造品を土産物店で手軽に購入できる、奈良の伝統工芸品である。
 古楽面は、飛鳥時代に仏教とともに仏教美術のひとつとして日本に伝えられた。最初は伎楽と共に「伎楽面」、続いて雅楽の「舞楽面」、そして大衆に功徳と法悦を与えるための行事に用いる「行道面」が伝来した。その後、日本で能楽や狂言が発生し数多くの種類の面が生み出され、その古楽面の多くが奈良の社寺や正倉院などに残されている。 
 時代の推移とともに、奈良の古楽面は衰退の危機に陥ったが、近代の古典ブームの再来により、鑑賞用の室内装飾品として高い評価を得、今では広く百貨店などでも扱われている。また、奈良には、能・狂言にも使い得る木彫の面を制作する作家も活躍しているという。
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奈良公園 Nara-kouen Nara Park

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 奈良公園は奈良県にある都市公園、正式名「奈良県立都市公園奈良公園」。
 総面積502ヘクタールの日本最大級の都市公園。隣接する寺社の境内も含めれば660ヘクタールを超える。通常はこれらの境内、敷地を含めた総称が奈良公園と呼ばれる。
 敷地内には東大寺、興福寺、春日大社などの名刹が立ち並ぶだけではなく、春日山原生林などの自然も含まれる。これらは世界遺産「古都奈良の文化財」に指定されている。
 敷地内に放し飼いにされた鹿は春日大社の使いとされ、現在も保護が行なわれている。
 8月上旬に行なわれる「なら燈花会」は公園内各地にろうそくを並べ飾る祭、近年始まった祭典だが、観光客の人気は高い。
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