NIPPON Kichi - 日本吉

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2007/6/4


瀬田・石山の清流 Seta Ishiyama no seiryuu Seta, Ishiyama’s Clear Stream

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 瀬田・石山の清流とは、滋賀県大津市瀬田を流れる瀬田川の景観のことである。
 琵琶湖八景の一つ「夕陽・瀬田石山の清流」は、夕日に映える瀬田川の流れを背景に、日本三名橋の一つ、唐橋を見たものである。
 古くから、近江八景の一つでもある「瀬田の夕照」は、「石山の秋月」と共に滋賀の景色の中でも、特に魅了される景観で、古くから多くの文学作品や浮世絵などにも登場している。
 現在でも観光として屋形船が出され、石山寺や川沿いでは、春は桜、初夏はつつじ、夏は涼風、秋は紅葉、冬は雪景色と四季折々の美しい様子を楽しむことができる。
 近年では唐橋には車、瀬田川にはボートやカヌーと、安藤広重の描いた浮世絵とは大きく異なった光景であるが、夕暮れ時、唐橋辺りをボートが行き来する風景は、まるで映画の1シーンのような時代を越えた美しさを魅せてくれる。
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2007/5/31


琵琶湖 Biwa-ko Lake Biwa

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 約400万年前に出来た琵琶湖は、バイカル湖、タンガニィカ湖に次いで3番目に古く、世界でも10箇所程しか確認されていない「古代湖」の一つ。日本最大の面積を誇る湖でもある。
 室町時代に関白近衛政家が中国の洞庭湖の瀟湘八景にならって選んだ「近江八景」が、広重の時代から有名だが、残念ながら現在では、その趣はほとんど残っていない。
しかし、1950年に制定された「琵琶湖八景」は、現在もほぼ変わらぬ姿を見せてくれる。
暁霧 梅津大崎の岩礁(高島市)
涼風 雄松崎の白汀(大津市)
煙雨 比叡の樹林(大津市)
夕陽 瀬田・石山の清流(大津市)
新雪 賤ヶ岳の大観(木之本町)
深緑 竹生島の沈影(長浜市)
月明 彦根の古城(彦根市)
春色 安土・八幡の水郷(安土町・近江八幡市)
 この様な景勝地をまわって壮大な情景に心を洗われたり、歴史の散策で城下町を歩いて文献を広げるという楽しみ方が琵琶湖にはある。
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2007/2/2


雄松崎の白汀 Omatsuzaki-no-hakutei Omatsuzaki White Beach

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 雄松崎の白汀(おまつざきのはくてい)は、滋賀県志賀町北小松に広がる砂浜。
 比良川河口の北側にあり、東方の琵琶湖中に張り出した弦月状の砂州(さす)である。
 「涼風・雄松崎の白汀」として、琵琶湖八景の一つにも選ばれており、深浅が急で、魚が手に取れそうな程青く澄みきった湖水が、どこまでも広がっている。
 北比良の山々を背後に、約3kmにわたって白砂青松(はくしゃせいしょう)が続く眺めは素晴らしく、古くから風光明媚の地として知られていた。
 夏はウインドサーフィンや水泳などを楽しむ人々で賑わい、琵琶湖一のリゾート地でもある。雄松崎の白汀は、訪れる者の心をつかむ、景勝地である。
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比叡の樹林 Hiei-no-jurin Forest on Mt. Hiei

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 比叡の樹林は、滋賀県大津市坂本本町にある比叡山延暦寺の境内の樹林の事である。
 延暦寺は、比叡山全域を境内とする寺院で、最澄により開かれた天台宗の総本山。浄土宗の開祖法然、浄土真宗の開祖親鸞、臨済宗の開祖栄西、曹洞宗の開祖道元、日蓮宗の開祖日蓮等が若い日に修行している事から日本仏教の母山とも称される。
 延暦寺の境内には、古くから杉やモミなどの木が切られずに生い茂っている。
 雨に煙る風景は特に美しく、琵琶湖八景のひとつとして「煙雨・比叡の樹林」が選ばれている。
 延暦寺など諸堂が建ちならび、それを取り囲む樹林が煙雨に濡れ緑をしたたらせている様子は、幽幻な雰囲気を漂わせており、大変幻想的である。
 比叡の樹林は、昔のままの景観を今に留める景勝地である。
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2007/2/1


竹生島 Chikubu-shima Chikubu Island

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 竹生島(ちくぶしま)は、滋賀県長浜市にある、琵琶湖の北部に浮かぶ面積0.14平方km、最高標高197mの島である。国指定名勝および国指定史跡。
 葛籠尾崎(つづらおさき)の南約2kmに位置する。全島が針葉樹で覆われており、琵琶湖八景の一つにも数えられている。また能や平曲、近世邦楽でも取り上げられている。
 古来より信仰の対象となった島で、神の棲む島とも言われる。南部には日本三大弁天のひとつ竹生島神社と、西国三十三箇所三十番札所の宝厳寺(本尊は大弁財天)がある。
 島の周辺は深く、西側付近は琵琶湖最深部である。北の葛籠尾崎との間には湖底遺跡があり、水深70mほどの湖底から多数の土器が引き揚げられている。
 竹生島は、古い歴史と神話を持つ、伝統ある島である。
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彦根城 Hikone-jyo Hikone Castle

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 彦根城は、滋賀県彦根市金亀町にある井伊家の城である。別名・金亀城。国宝であり、国の特別史跡に指定されている。
 関ヶ原の合戦後、彦根藩初代藩主井伊直政の嫡子・直継と、二代藩主・直孝によって約20年の歳月をかけ、元和八(1622)年に完成した。
 白亜三層の天守は、今もなお気高い雄姿を誇り、姫路城、松本城、犬山城とならび国宝四城のひとつに数えられている。
 城内には国宝の天守のほか、天秤櫓や太鼓門櫓など重要文化財が数多く現存し、桜、新緑、紅葉、雪景色など四季折々の情緒を感じさせてくれる。
 また、月明かりに浮かぶ彦根城は美しく、琵琶湖八景の1つに数えられている。
 彦根城は、気高い雄姿を誇る、天下の名城である。
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賤ヶ岳 Shizuga-take Mt Shizugatake

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 賤ヶ岳は、滋賀県伊香郡木之本町と余呉町の境界にある、標高421.9mの山である。
 天正十一(1583)年、織田信長の跡目を巡り、羽柴(豊臣)秀吉と柴田勝家が対決した、賤ヶ岳の合戦の舞台として名高い。
 秀吉は大垣から木之本までの13里(約50km)を5時間で取って返すという得意の大返しと、「賤ヶ岳の七本槍」といわれる俊英の活躍により勝利を得た。
 秀吉が戦国時代の終演として、「日本の治まりはこの時に候」と言ったのは、この賤ヶ岳の合戦の後だといわれている。
 賤ヶ岳は、東に伊吹山、小谷山を望み、南にびわ湖、竹生島、北は羽衣伝説の余呉湖を眼下に眺める、湖北随一の景勝地である。琵琶湖八景の一つにも数えられる。
 賤ヶ岳は、戦国時代の転換点となった歴史の証人であり、同時に美しい景勝地でもある。
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2007/1/18


安土・八幡の水郷 Azuchi・Hachiman-no-Suigou Azuchi-Hachiman's Waterfront

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 滋賀県の風景といえば、近江八景が有名だが、これは江戸時代に安藤広重の浮世絵で有名になったもので、その当時、交通の要所だった琵琶湖南部に集中していて、琵琶湖全域から選ばれたものではなかった。
 1950年、琵琶湖が国定公園に指定されたのを機に、全域を含めた景勝地から琵琶湖八景が選定され、その一つに安土から近江八幡(おうみはちまん)にまたがり西ノ湖に通じるこの水郷が選ばれた。
 安土・八幡の水郷は、滋賀県中部、琵琶湖東岸に位置し、のどかな田園とヨシの群生地帯に囲まれた迷路の様な水路。「春色 安土・八幡の水郷」とも呼ばれる様に四季折々の風情があり、日常の喧騒を忘れさせてくれる別世界がここには残されている。
 また、織田信長の舟遊びを真似たという「水郷めぐり」で、多くの野鳥たちがかわいい鳴き声で出迎えてくれ、観光客を楽しませている。
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