NIPPON Kichi - 日本吉

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2007/10/9


川原毛地獄 Kawarage-jigoku Kawarage Jigoku

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 秋田県の川原毛地獄(かわらげじごく)は、青森県の恐山、富山県の立山と並ぶ日本三大霊地の一つに数えられている。
 大同二(807)年に同窓和尚が開山したと伝えられる江戸時代より栄えた硫黄鉱山の跡で、灰白色の溶岩に覆われた山肌のいたるところから水蒸気が噴出し、鼻をつく強い硫黄臭があたりに漂う。草木の生えない荒涼とした光景は、まさに鬼気迫る地獄絵図を思わせる。標高は約800m。エリア内には「血の池地獄」「剣地獄」「馬喰地獄」「針山地獄」「盗人地獄」など、大小136もの地獄があるという。
 ここから湧き出た高温のお湯は、下流にある高さ約20mの川原毛大湯滝(かわらげおおゆたき)に流れ落ちる頃には温度が下がり、滝壺は天然の露天風呂として人々に親しまれている。
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2007/8/7


水上温泉おいで祭り Minakami-onsen-oide-matsuri 

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 群馬の水上温泉で7月下旬に行われる「水上温泉(みなかみおんせん)おいで祭り」は、「おいで踊り」をはじめとして花火大会やふるさとみこしパレードなど多彩なイベントが3日間行われ、地元の人々と水上を訪れた人々が一緒になって祭りを楽しんでいる。
 水上温泉は、室町時代に建明寺を開山した海翁文寿和尚(かいおうもんじゅおしょう)により発見されたと伝えられており、利根川沿いの崖の洞穴から立ち上る湯煙を見て、村人の為に露天風呂を作ったという。村人たちは喜び、和尚の徳を讃え念仏踊りを奉納したのが「おいで祭り」の起源となっている。
 「おいで」はお湯が出るという意味と、「水上においでください」という町民の願いが込められていて、水上温泉おいで祭りは親近感があり、もてなしの心がこもった水上の夏の風物詩である。
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2007/7/5


夕陽台 Yuuhi-dai 

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 夕陽台(ゆうひだい)は、北海道斜里郡斜里町ウトロ香川にある夕陽の名所である。知床八景のひとつとされる。
 夕陽台はホテルや旅館が並ぶウトロの温泉街の高台にあり、四季折々のさまざまな景観が見事で、宿泊客の散歩コースとしても人気がある。
 ウトロはアイヌ語で「ウトゥルチクシ」と言い、その間を我々が通る所という意味がある。
 ゆるやかにカーブを描く海岸線と、夕陽が沈むオホーツク海が一望できる人気スポットで、ウトロ温泉「夕陽台の湯」からは、露天風呂に入りながら眺めることができる。
 ここから見える夕陽を楽しみに、日が沈む時間に合わせて夕陽台を訪れる観光客も多い。
 夕陽台は、ウトロの街を間近に見ることが出来る、美しい眺望を誇る場所である。
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カムイワッカの滝 Kamuiwakka-no-taki The Kamuiwakka Hot Waterfall

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 カムイワッカの滝は、その上流部にある「カムイワッカ湯の滝」という露天風呂で有名な滝である。北海道斜里郡斜里町にある。
 「カムイワッカ」の名は、「神の泉」という意味のアイヌ語に由来するという。
 知床は最後の秘境とも呼ばれているが、その中でも「カムイワッカの湯の滝」は、全国的に知られた秘湯である。知床半島の中央にある活火山の硫黄山から流れ出る温泉の川で、海岸までの連続した滝になっている。そのため、川を流れる湯が全て温泉で、沢登りをしながら湯浴みをすることができる。
 下流から20分ほど登ると、広めの滝つぼがある。ここが天然の露天風呂となっており、雄大な自然に囲まれての入浴を楽しめる。
 カムイワッカの滝は、山ふところに抱かれて温泉を楽しめる、天然の湯船である。
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2007/5/9


鳥取 東郷湖 Tottori tougouko Lake Togo

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 鳥取県東郷町と羽合町にまたがる美しい汽水湖。汽水湖とは、海水と淡水が混じっている湖のこと。鶴が大きく翼を広げたような形をしていることから、別名「鶴の湖」とも呼ばれる。
 周囲12km、面積4.17平方kmで、県内では湖山池に次いで2番目に大きい湖だ。西側を流れる天神川の沖積作用などで、海から分離してできた海跡湖であると考えられている。
 ワカサギやフナなどの淡水魚の宝庫で、湖畔で行われる独特な四ツ手網(よつてあみ)の漁は東郷湖ならではの風景だ。湖底から温泉が湧き、近辺には東郷温泉や、わい温泉の温泉街が発達している。夕陽に照らされる湖の風景は格別だ。露天風呂から絶景の東郷湖を眺めることもでき、風光明媚な温泉地として大変人気を集めている。
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2007/2/5


金鱗湖 Kinrin-ko Kinrin Lake

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 湯布院の観光名所の一つ、金鱗湖は、昔は由布岳の下にある池という意味で「岳下の池」と呼ばれていた。明治17年、鶴崎の儒学者 毛利空桑が「下ん湯」(金鱗湖を眺めながら浸かれる露天風呂)の中から湖面を眺めていると、飛び跳ねた魚の鱗(うろこ)が夕陽に照らされて、金色に輝く様を見た事から「金鱗湖」と名付けた。
 この湖は、西側に温泉が湧き、東側には冷泉が湧いているので、冬でも水温が高く、霧が発生するのはこの為。魚達が気持ち良さそうに泳いでいるのを見ると、ついつい目で追いかけてしまう。
 風景は、見る場所によってその表情が変わるので、時間をかけてゆっくりと周り、散歩を楽しむことができる。
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2007/2/2


姥ヶ滝 Ubaga-taki The Ubagataki Waterfall

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 茶褐色の岩肌を、滝の水は幾条もの白い流れとなって、滑るように落ちていく。この様が、まるで老婆が白髪を振り乱しているようだということで「姥が滝」の名前がついた。
 場所は、石川県白山市中宮。白山スーパー林道沿いにある。
 滝の落差は七六メートル。豪快な滝ではないが、石川県で唯一、日本の滝一〇〇選に選ばれている。
 そして滝壺のそばには、九七℃の温泉が湧き天然の露天風呂・親谷の湯がある。
 温泉につかりながら、間近に滝が流れ落ちる様を眺めることができるとは、滝好き、温泉好きにとっては、なんとも趣深い場所である。
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