NIPPON Kichi - 日本吉

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2007/10/4


大間崎 Oomazaki Omazaki Cape

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 青森県下北半島をひたすら北上すると本州最北の町、大間町に着く。そして町のさらに最北端に大間崎(おおまざき)がある。
 「ここは本州最北端の地」と刻まれた石碑が建つ大間崎からは、晴れた日には津軽海峡の向こう、約一八km先の函館市街地まで見渡すことが出来る。その壮観な眺めから本州最果ての地を実感することができるだろう。また、北海道に沈み行く夕日はこの地ならではの絶景といえよう。
 大間崎はマグロの一本釣りでも全国的に有名で、岬にはマグロのモニュメントも建てられている。撮影スポットとしても人気がある。
 岬付近は公園として大規模に整備され、多くの観光客で賑わう。
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2007/8/24


神居古潭おう穴群 Kamui-kotan-ouketsu-gun 

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 旭川から滝川方面に向け、石狩川沿いに走る国道12号線を進むと、右手に旭川八景のひとつ、神居古潭がある。おう穴群の特殊な景観は、石狩川の急流に沿う約10kmの奇岩に続き、吊り橋の近く1・2kmに渡って見ることができる。
 神居古潭おう穴群(かむいこたんおうけつぐん)は、日本地質百選に選ばれた神居古潭変成岩層が石狩川に浸食されて出来たもの。深さ、直径ともに、0・5から5mの円形の穴は、景観だけでなく、地質学上も貴重な存在だ。昭和41(1966)年、市の天然記念物に指定されている。
 おう穴とは、硬い川底や川岸のくぼみに礫が入り込み、急流によって礫が回転し、長い年月をかけ、硬い岩に円形の窪みを作り出したもの。
 石狩川の流れ、自然のままの落葉広葉樹林に覆われた渓谷、奇岩、おう穴群などの揃う神居古潭は、アイヌ語で神の居る里の名にふさわしい雰囲気を今も持ち続けている。
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2007/7/11


ルーラン海岸 Ruran-kaigan Ruran Shore

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 北海道中央西部の石狩市。平成二(1990)年に登録された、同市に広がる暑寒別天売焼尻国定公園の一角にあるのが、ルーラン海岸だ。
 アイヌ語で「神の通る道」という意味を持つルーランだが、海面から切り立った集塊岩や凝固岩からなる海崖に見て取れる神秘的な光景は、ここをそう名付けた先人たちに感謝したくなるほどのインパクトを持っている。
 海岸一帯に乱立する岩には、柱状節理と呼ばれる柱状の割れ目が無数に入り、奇岩と呼ぶにふさわしい迫力を見せてくれる。
 海岸には「義経の涙岩」や「アモイの洞門」などの景勝地のほか、同じように海崖に穿たれた洞穴などもいくつかあり、大自然が生み出した絶景を見ることが出来る。
 また、この海岸は夕陽の美しさでも知られている。海岸から望む夕陽の眺望は、ちょっとした感動に身を震わせるほどの美しさを持っている。 
 水平線のかなたに沈み行く落日に照らされ、紅く染まる海岸の奇岩群の趣は、まさに神々の黄昏どきだ。
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2007/7/9


オムサロ台地 竪穴群 Omusaro-daiti Tateana-gun Pit Dwellings on the Omusaro Plateau

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 オムサロ台地竪穴群(おむさろだいちたてあなぐん)は、北海道紋別市の中心から約7km北西の海岸近くにある小高い丘にある遺跡。
 遺跡は、渚滑川と興部町のオムサロ沼の間の丘の上に約1kmに渡り、208個余りの先住民の竪穴住居跡が続く。
 今から約1万年前以上の縄文早期、続縄文、それにオホーツク文化と呼ばれる北海道特有の大陸系民族の文化、擦文(さつもん)、アイヌと、1万年もの間途切れることなく、北海道の住民の生活の跡を残している。
 遺跡の中でも見晴らしのよい台地には遺跡公園が作られ、1千年前の擦文時代の様子や、竪穴住居、高床倉が復元され、アイヌの人々が好んで食用したとされるオオウバユリやエゾエンゴサク、ギョウジャニンニクなどの植物が植えられている。
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2007/7/5


カシュニの滝 Kasyuni-no-taki Kashuni Waterfall

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 カシュニの滝は、北海道の斜里町を流れるチャラセナイ川の河口にあり、オホーツク海に落下する滝である。
 「カシュニ」とは、アイヌ語で「狩小屋のあるところ」という意味だそうだ。
 カシュニの滝は、真水が直接海中に落下するため、陸路からは見ることができない。ウトロ港からの遊覧船を利用するのがベストである。知床の山々から流れ出す豊富な水を集め、洞窟越しに直接オホーツク海に落下する様は豪快そのもの。知床連山を背景に、荒々しい断崖の岩肌と木々の緑、白い清流が調和を見せ、見ごたえのある風景を作り出している。
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2007/5/25


アイヌ 樹皮衣 Ainu Juhi-i Ainu Bark-Fiber Cloth

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 アイヌの樹皮衣(じゅひい)は、北海道アイヌの伝統的な布の事であり、この布を使って仕立てた衣装の事でもある。
 アイヌの代表的な、最も身近な衣服であり、アイヌ語からアットゥシ、厚司織などとも呼ばれる。
 オヒョウなどの木の内皮にある繊維を元に作った素材を、機にかけて織った織物であり、衣服として作られる事が多い。
 無地よりも、木綿太糸を織り込んだものの方が、貴重な木綿糸を加えた分だけ上等とされた。
 アイヌの中でも、北海道アイヌが主に用いたものである。
 アイヌの生活の場で着られたほか、18世紀後半には本州へ大量に運ばれ、耐久性に優れ織目も細かい布として、日本各地で反物や衣装として利用された。
 現在でも樹皮衣は、北海道各地で工芸品として制作されている。
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2007/5/24


京極のふきだし湧水 Kyougokuno-fukidashi-wakimizu Kyogo Spring

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 「京極のふきだし湧水」は、北海道の虻田郡京極町にある「ふきだし公園」内にある湧水所。
 標高1898m、北海道南西部で随一の高さを誇る羊蹄山。山麓は湧水が豊富で、周囲には合計17ヶ所の噴出し口があり、日量はなんと53万トン。その中でも最大の湧水量を誇るのが「京極のふきだし湧水」で、水量は1日約7万トンとされる。
羊蹄山に降った雨や雪解け水がろ過され、地中のミネラルを加えながら50~70年という長い年月を経て流れ出る自然の湧水。「甘露」と形容されるその水は、口に含むとやわらかく、ほんのり甘いのど越しだ。
昭和六十年には環境庁の「名水百選」にも選ばれている。
 苔むした岩や緑の木々の間から水が一気に噴き出す様は、せせらぎの音と共に癒しの空間を作り出している。近郊ばかりか札幌から水を汲みに通ってくる熱心なファンもいるようだ。
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2007/1/26


勝山館 Katsuyama-no-tate Katsuyama-no-tate Castle

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 後の松前氏の祖である武田信広が、15世紀後半に築いた山城で、面積約35万平方メートル。
 16世紀末頃まで武田・蠣崎氏の日本海側での政治・軍事・北方貿易の一大拠点であった。
 現在も継続中の発掘調査により、約3万点の美濃焼皿・中国製青磁などの国内外産陶磁器や金属製品、木製品など数万点の出土品、建物・井戸・空壕・橋などの跡が多数見つかり、館内での様々な暮らしぶりがうかがえる。
 また当時アイヌの人々も使っていた500点余の骨角器が出土している。
 日本海北方交易や中世の生活様式を知ることが出来、「北の中世」を語ってくれる重要な史跡として、近年大変な注目を浴びている。
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