NIPPON Kichi - 日本吉

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2008/9/2


吉浜細工人形 Yoshihama-saiku-ningyou 

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 吉浜細工人形は、愛知県高浜市に伝わる民芸品であり、県の無形文化財にも指定されている。
 細工人形は、身近に有る貝殻や種子、木竹の皮などの自然物を、竹などで作った骨組みの上に飾り付け、歌舞伎や伝説、縁起物などの場面を作る、ジオラマのようなものである。
 毎年5月の8~10日に高浜市の吉浜地区にある宝満寺、柳池院の祭礼「花の塔」に細工人形が展示される。
 伝承によると約300年前の創始といわれ、人形は全て等身大で作られる。古くは造花等を用いて製作していたが、明治の中頃に自然物を利用するようになった。出来上がった作品は、元の素材が分からないほどの臨場感溢れる作品に仕上がる。
 また、全国各地で造られる菊人形の元になったといわれている。
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2008/8/22


大谷文楽 Ootani-bunraku 

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 大谷文楽(おおたにぶんらく)は、愛媛県大洲市肱川町大谷に伝わる郷土芸能である。県の無形文化財に指定されている。
 嘉永六(1853)年、人形芝居で全国を回っていた吉田伝次郎一座が大谷地区を訪れた際、将軍家慶が死去し、歌舞音曲が禁じられたため大半は帰国した。残った座員が庄屋の保護を受け、地区の青年に人形の操り方を教えたのが始まりといわれる。以来、農閑期の楽しみとして親しまれ、その技は代々受け継がれてきた。
 浄瑠璃、三味線、人形が三位一体になって日本人の心を描く文楽で、人形の頭と右手、左手、足を3人が三味線と語りに合わせて見事に操る。
 市に残る大谷文楽人形頭・衣装・道具一式も貴重なもので、県指定有形民俗文化財となっている。
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2008/8/1


鎌田流棒の手 Kamata-ryuu-bou-no-te Kamata-ryu Bo-no-te

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 天正の時代、岩崎城主丹羽勘助氏次(にわかんすけうじつぐ)が領民達の武術の指南役として鎌田兵太寛信(かまたへいたひろのぶ)を家臣として迎えた。寛信は武術の達人で特に棒術を得意としていた浪人であった。
 後に「小牧・長久手の戦い(こまき・ながくてのたたかい)」においては勇戦した寛信であったが、戦後は戦没者の供養のため仏門に入り諸国を行脚した。
 郷里尾張を訪れた際、村民の懇願で、当地に鎌田流の道場を開設。やがて「鎌田流棒の手(かまたりゅうぼうのて)」は三河地方にも広まっていった。
 その後、農民の戦力であった棒の手は長い歴史を経て、農村の若者が演ずる農民芸能として神社の祭礼に奉納される行事となっていった。
 独特の掛け声で一・一メートルの棒を操る勇壮な姿は見物である。県の無形文化財に指定され、次の代に伝えるべく熱意を持つ人々によって今もなお技が磨かれ受け継がれている。
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2008/7/10


秋田八丈 Akita-hachijou 

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 秋田八丈(あきたはちじょう)は、秋田県秋田市に伝わる染織物である。県の無形文化財に指定されている。
 寛政期(1789~1804)に、現在の福島県である奥州伊達郡保原から養蚕や織物技術に秀でた石川瀧右衛門が移住し、竜門織・秋田平と呼ぶ袴地を製織したことに始まる。
 瀧右衛門はその技術を広め、当時殖産興業を奨励していた佐竹藩が養蚕・製糸・織物を指導奨励し、後に奥州伊達式のはた道具と織技法、桐生の縞織物と色彩が渾然一体となり、秋田独特のハマナスによる染色法が融合して秋田八丈が生まれたと言われている。
 八丈という名前だが、八丈島の黄八丈(きはちじょう)とは違った独自の染織物で、はまなすの根皮を染料に用いて染めた糸で、主に黄色と茶色の縞柄などを織り上げ、光沢があり、独特の渋みがあるのが特徴とされる。
 秋田八丈は、全国唯一の草木染絹織物でもある伝統の織物である。
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2008/7/3


麒麟獅子頭 Kirin-shishigashira 

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 麒麟獅子舞(きりんししまい)は因幡地方、現在の鳥取県に伝わる獅子舞である。
 獅子舞は中国から伝わったもので祝いの席や神事の時に祭囃子に合わせて獅子が踊るものである。江戸時代の慶安元(1648)年に初代鳥取藩主となった池田光仲がはじめたといわれている。
 頭は中国の伝説の動物である麒麟の角と面長な頭部、そして獅子の太い眉と口が融合したもので、舞はこの頭を被る二人たちの獅子舞とやはり中国の伝説上の動物である猩猩(しょうじょう)の姿をした先払いの三人で舞う。
 麒麟獅子の頭の中でも国府町の稲荷神社にあるものが一番古く一六世紀、室町時代の作といわれている。
 鳥取県以外では、広島の広島東照宮、北海道利尻島の長浜神社だけにしか見られない伝統芸能であり、麒麟獅子舞は鳥取県の無形文化財に指定されている。
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2008/3/31


ずいきまつり Zuiki-matsuri Zuiki Festival at Mikami Shrine

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 滋賀県野洲市にある御上神社(みかみじんじゃ)では、毎年一〇月の第二月曜日に、「ずいきまつり」という例祭が行われている。
 御上神社は三上山の西にある神社で、三上山を神体山とし、天之御影神(あめのみかげのかみ)を祀っている。深い緑に囲まれて楼門、本殿、拝殿が並んでいる。中でも七百年前に建造された本殿は、神社・仏堂・御殿の三様式が融合した「御上造」と呼ばれる大変珍しい建物で、国宝に指定されている。
 「ずいきまつり」は、主にずいき芋(里芋)の茎を使って五基の神輿を作り、それを柿の葉や野菜などで飾り付け、五穀豊穣を感謝して神社に奉納する祭りで、四百年以上の歴史を持つ。平成一七(2005)年二月に国の無形民俗文化財に指定され、伝統行事として引き継がれている。
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