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2007/7/30


紙風船上げ Kami-fuusen-age 

Jp

 紙風船とは言っても、これは子供が手の平に乗せて遊ぶ風船ではない。直径が1m以上、長さが8m以上にもなるという巨大な紙風船である。
 願い事や錦絵の書かれたその風船に、タンポと呼ばれる石油を染み込ませた布玉を固定して火をつけ、熱気球にしてしまったものが、西木町の「紙風船上げ(かみふうせんあげ)」である。
 毎年旧暦一月一五日、新暦の二月一〇日の夜に行われる年中行事で、武者絵や美人画が描かれ灯火をつけた巨大な紙風船が、ふわりふわりと冬の夜空へあがってゆく様は、美しくもどこかほっとさせられる光景である。
 起源や由来を記された歴史的資料はないが、江戸時代に鉱山技術の指導に来た平賀源内が教えたという話が伝えられている。以前は「五穀豊穣」や「無病息災」を祈願したが、現在では「家内安全」や「商売繁盛」などが祈願される、願いが込められた紙風船である。
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