浅田晶久 Asada Akihisa
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浅田晶久氏は、京瓦の窯元「浅田製瓦工場」の3代目。
昔、日本にはその土地、その土地に地元の瓦窯元があった。しかし、高度経済成長期を迎えると、大量生産の瓦が主流となった。今は京都でも、瓦の窯元は一番古い窯元と、この「浅田製瓦工場」の2軒のみになってしまった。
浅田製瓦工場の創業は大正三(1914)年。以来、一貫して「手造り」にこだわってきた。京瓦の美しい肌合いと光沢は手造りでしか生まれないからだ。この京瓦の工程のひとつに、瓦をヘラで表面をならすように擦る「ミガキ」がある。すべて磨きをかけるには、何度もヘラを往復させなければならない。瓦一枚一枚にこれほどの手間をかけるのである。「これは京瓦の美しさを追求する職人の気持ちです」と浅田晶久氏。
現在は、社寺や甍(いらか)を飾る瓦のほか、伝統技術に現代感覚をプラスした作品を発表。ランプシェードや照明オブジェなどが好評だ。彼は、伝統の熟練技を守る職人であるとともに、瓦に新しい生命を吹き込む「アーティスト」なのである。
昔、日本にはその土地、その土地に地元の瓦窯元があった。しかし、高度経済成長期を迎えると、大量生産の瓦が主流となった。今は京都でも、瓦の窯元は一番古い窯元と、この「浅田製瓦工場」の2軒のみになってしまった。
浅田製瓦工場の創業は大正三(1914)年。以来、一貫して「手造り」にこだわってきた。京瓦の美しい肌合いと光沢は手造りでしか生まれないからだ。この京瓦の工程のひとつに、瓦をヘラで表面をならすように擦る「ミガキ」がある。すべて磨きをかけるには、何度もヘラを往復させなければならない。瓦一枚一枚にこれほどの手間をかけるのである。「これは京瓦の美しさを追求する職人の気持ちです」と浅田晶久氏。
現在は、社寺や甍(いらか)を飾る瓦のほか、伝統技術に現代感覚をプラスした作品を発表。ランプシェードや照明オブジェなどが好評だ。彼は、伝統の熟練技を守る職人であるとともに、瓦に新しい生命を吹き込む「アーティスト」なのである。
- 住所
- 612-0000 京都市伏見区舞台町5番地(浅田製瓦工場)
- asada-kawara@kyogawara.com
- HP
- http://asada.kyogawara.com/index.html