NIPPON Kichi - 日本吉

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2008/1/15


山茶花(サザンカ) Sazanka 

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 山茶花(さざんか)は、秋の終わりから冬にかけての寒い時期に、椿に似た花を咲かせる、ツバキ目ツバキ科の常緑広葉樹である。
 椿とは共通点も多いが、一輪の形のまま散る椿の花に対し、山茶花は一枚一枚花びらが散るという特徴を持つ。また、山茶花の花は香ることでも椿と区別される。
 名前は中国語のツバキ類一般を表す山茶から由来しているといわれ、山茶花の「さんさか」という読みが訛ったものだと伝えられている。
 山茶花の白や赤の花は一際目立ち、花が少なく色気の少ない晩秋の頃の景色に彩を与えてくれる。
 有名な童謡でも歌われており、日本人には馴染み深い花である。
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2007/10/24


サロベツ原野 Sarobetsu-genya The Sarobetsu-genya Moor

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サロベツ原野はサロベツ川の流域にあり、面積約23000haにも及ぶ、日本有数の広大な湿地である。利尻礼文サロベツ国立公園に属する。
 湿原の中央に位置する原生花園では、初夏から秋にかけて、ツルコケモモやヒメシャクナゲ、鮮やかな黄色をしたエゾカンゾウや、可憐な紫のエゾリンドウなど、約100種にも及ぶ湿原植物や花々が観察できる。湿原の顔、エゾカンゾウは、初夏にたった2日間しか開花しない大変希少な花である、見られるかどうかは運に任せよう。
 また、サロベツ原野は野鳥の宝庫としても有名。晩秋の時期には、オオヒシクイなど南へ渡る渡り鳥を始め、タンチョウも姿を見せる。冬を迎えるとオジロワシがロシアからやってくる。
 動植物を守り育むサロベツ原野は、私たちにも安らぎを与えてくれるかけがえのない場所である。
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2007/8/13


西明寺 三重塔(国宝) Saimyou-ji Sanjuu-no-tou 

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 西明寺(さいみょうじ)三重塔は、鎌倉時代後期の正確無比と称される飛騨の匠によって建てられた、檜皮葺(ひわだぶき)、総檜造りの名塔である。
 純粋に和様という建築手法が用いられ、統一感があり軒反りのラインが美しい。また全く釘を使用していないと言われている。
 初層内部には大日如来像が安置され、内部の柱や壁面には岩絵具で仏・菩薩、牡丹、鳳凰、法華経の図解などが極彩色で描かれている。これらは国宝建造物の一部であるとともに絵画として別途重要文化財に指定されている。
 天文一二(1534)年に創建されたとされており、昭和二八(1953)年に国宝に指定された。
 紅葉の名所としても有名だが、晩秋から翌春にかけて咲き続ける県天然記念物の不断桜(ふだんざくら)があり、紅葉と桜を同時に見ることができる。
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2007/7/24


お取越と植木市 Otorikoshi-to-Ueki-ichi Otorikoshi Service and the Plant Fair

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 お取越と植木市(おとりこしとうえきいち)は、新潟県三条市本町にある三条別院で毎年11月5日~8日に行われる行事である。
 元禄三(1690)年、三条別院は、米山以北の真宗大谷派寺院を統括する東本願寺の別院として創建された古刹で、今でも「ご坊さま」の名で親しまれている。
 お取越とは、報恩講御引上会(ほうおんこうおひきあげえ)の事で、県内各地からの参詣客で大変な賑わいをみせる。
 報恩講は真宗大谷派にとって一番大切な講で、親鸞聖人の命日に先立って、全国各地で「おとりこし」の報恩講が行われる。
 この期間に開催される植木市は、草花の苗や鉢植え、果樹の苗木、庭木などを求める客が多く訪れ、県下の名物となっている。
 お取越と植木市は、今では欠かせない、晩秋の風物詩である。
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2007/2/6


竹田市 竹楽 Taketa-shi Tikuraku 

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 町の至る所に、武家屋敷や古刹が点在する岡藩7万石の城下町・竹田。秋には「城下町竹田」の秋の宵を彩る「竹楽」が開催される。古来からマタケ、ハチク、そして中国から350年前に日本に導入されたモウソウチクと、竹田はその名のとおり、市内のあちこちに竹林を見る事が出来る。生活と深く関わってきた竹田の竹にスポットを当て、竹で作った2万本の竹灯籠のライトアップが秋の竹田を美しく彩る。
 毎年11月中旬の週末3日間、十六羅漢エリア、武家屋敷エリア等の歴史の道周辺で開催され、期間中は琴や尺八等の街角コンサートも開催される。また、竹田の食を味わえる屋台村が出現し、名物のごま煮込みうどんやだご汁と一緒に、カッポ酒が旨そうに誘惑する。
 晩秋の竹田の宵。幽玄のひとときが楽める。
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2006/11/28


刈込池 Karikome-ike 

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 刈込池は、富山県、石川県、福井県、岐阜県の4県にまたがる白山を中心とした国立公園、白山国立公園(はくさんこくりつこうえん)にある。
 白山国立公園には最高1000mを越える願経寺山のふもとにブナやミズナラなどの原生林に囲まれた幅ヶ平が広がる。その中に刈込池は静かに佇んでいる。そこに上高地にあるような「喧騒」の文字はない。素朴で四季折々に足を向けたくなる趣がある。
 特に早春と晩秋の頃は素晴しい。5月のゴールデンウィークにはブナが芽吹き始め、小さい芽が弾け赤味を帯び、まるで花のようだ。紅葉は10月の半ばが丁度よい。鏡のような水面に映える紅葉と逆さまの三ノ峰、本物との競演は見ごたえ充分だ。
 刈込池は、白山国立公園第1種特別地域に指定されている。
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