NIPPON Kichi - 日本吉

2008/2/22

田島万古焼 Tajima-banko-yaki 

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 田島万古焼(たじまばんこやき)は、福島県南会津町(旧田島町)で生産される陶磁器で、耐熱性に優れているのが特徴。正確には、陶器と磁器の間の性質を持つ半磁器に分類される。
 明治時代初期に二本松万古焼職人が田島に行き、技術を伝えたのが始まりといわれている。最盛期の昭和時代初期には、日用雑貨のみならず美術工芸品なども数多く生産していた。第二次世界大戦により一時中断したが、昭和四四(1969)年に再興し、現在に至る。
 田島万古焼は、全国でも珍しい古来の手びねり技法で、指紋を生かして作られる。土の色もそのままに、素朴で荒削りな作風の中に、ほのぼのとしたぬくもりが感じられる。
 蓋(ふた)などの持ち手や側面に蛙や亀、さいころなどの縁起物が装飾として施されており、使い込むほどにツヤが生まれ、通好みの茶人などに年々愛好家が増えている。また、贈答品としても人気がある。
 平成九(1997)年三月、福島県の伝統的工芸品に指定された。

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住所
967-0013 福島県南会津町関本
名前
田島万古焼勝三窯
電話
0241-66-2258




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