NIPPON Kichi - 日本吉

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2007/10/24


サロベツ原野 Sarobetsu-genya The Sarobetsu-genya Moor

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サロベツ原野はサロベツ川の流域にあり、面積約23000haにも及ぶ、日本有数の広大な湿地である。利尻礼文サロベツ国立公園に属する。
 湿原の中央に位置する原生花園では、初夏から秋にかけて、ツルコケモモやヒメシャクナゲ、鮮やかな黄色をしたエゾカンゾウや、可憐な紫のエゾリンドウなど、約100種にも及ぶ湿原植物や花々が観察できる。湿原の顔、エゾカンゾウは、初夏にたった2日間しか開花しない大変希少な花である、見られるかどうかは運に任せよう。
 また、サロベツ原野は野鳥の宝庫としても有名。晩秋の時期には、オオヒシクイなど南へ渡る渡り鳥を始め、タンチョウも姿を見せる。冬を迎えるとオジロワシがロシアからやってくる。
 動植物を守り育むサロベツ原野は、私たちにも安らぎを与えてくれるかけがえのない場所である。
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2007/7/12


礼文島 Rebun-tou Rebun Island

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 礼文島(れぶんとう)は、北海道礼文郡礼文町にある国内最北の人が住む離島である。島の西半分は、利尻礼文サロベツ国立公園に指定されている。
 島名は、アイヌ語で沖の島を意味する「レプンシリ」に由来する。
 隣の利尻島と異なって高い山もなく、起伏が少なく全体になだらかであり、荒々しく侵食された西部の海岸線を見おろしながら丘の上の道を散策するのも楽しい。
 レブンソウ、レブンアツモリソウ、レブンウスユキソウなどの固有の高山植物をはじめ約300種が生息している。
 花に囲まれた山頂の先にある断崖の岬・スカイ岬、礼文島の北端、地の涯の岬・スコトン岬、ゴマフアザラシやトドの群れが見られるトド島、日本最北の湖・久種湖、桃の形をした高さ250mの奇岩・桃岩など、見所がたくさんある。
 礼文島は、南北に細長い形状の、自然の宝庫といえる島である。
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利尻島 Rishiri-tou Rishiri Island

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 利尻島(りしりとう)は、北海道利尻郡利尻町にある円形の島である。島のほとんどが利尻礼文サロベツ国立公園に指定されている。
 島名は、アイヌ語で高い山の島という意味の「リイシリ」に由来する。その名の通り、島の中央に位置する利尻山から円錐状に一つの山のような形状になっている。
 この島の象徴である標高1721mの利尻山は、別名利尻富士とも呼ばれ、富士山のように円錐形の美しい山すそをしている。
 古くから、国内でも有数の魚田と豊富な資源に恵まれ、海とともに生きてきた漁業の町で、特にコンブは「利尻昆布」の名で全国的に知られている。
 高山植物の宝庫であり、この島にしかない固有種も多く見られる。
 利尻島は、山岳・高原・湖・湿原と自然の見どころいっぱいの、魅力ある観光の町である。
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利尻山(利尻富士) Rishiri-zan(Rishiri-fuji) Mt. Rishiri (Rishiri Fuji)

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 利尻山(りしりざん)は北海道稚内(わっかない)の西、日本海に浮かぶ利尻島の中央に聳える独立峰で、円錐形の美しい山容はその裾野を大きく広げ、ほぼ島全体を占めている。
 標高は1721mあり、その山容から利尻富士との別名も持ち、日本最北の富士として日本百名山にも選ばれた名峰として知られている。
 利尻町と利尻富士町の2町にまたがる広大な裾野は海にまで差し掛かり、「海抜0m」で始まるためにその登高差は日本一である。
 高山植物が豊富であることでも有名で、それらを目当てにシーズンには離島であるにもかかわらず多くの登山者が訪れる。
 また、登りやすい山としても知られており、初心者でも充分にその頂を踏破、山頂からの360度の大パノラマを心行くまで堪能することが出来る。
 利尻とはアイヌ語で「高い山のある島」という意味を持つ「リイ・シリ」が語源とされる。
 海上に浮かぶ利尻富士は、その名にたがわぬ雄大な山容を訪れるものに見せてくれる。
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