NIPPON Kichi - 日本吉

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2007/1/25


頼久寺庭園 Raikyuji-teien Raikyuji Garden

Jp En

 頼久寺は、南北朝時代の暦応二(1339)年、足利尊氏が安国寺として建てた禅寺で、特にその庭園は有名で「頼久寺庭園」と呼ばれ今でも多くの人々に親しまれている。
 江戸期の大名茶人、小堀遠州の築庭と伝えられる禅院式枯山水蓬萃庭園で、江戸初期の庭園としては日本を代表するもののひとつである。
 園外にある愛宕山を借景し、白砂敷の中央に鶴島、後方に亀島のふたつの低い築山状の島を置いて石を組み、書院左手の山畔に沿ってサツキを寄せ植えて、ひとつの大きな形になるように刈り込んだ「大刈り込み」で青海波(雅楽の一種)を表現。じつに典雅な雰囲気である。
 頼久寺庭園は、昭和49年に国の名勝庭園に指定された。
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2007/1/23


北畠神社庭園 紅葉 Kitabatake-jinjya-teien Momiji Red Leaves in Kitabatake Shrine Garden

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 北畠神社庭園(北畠氏館跡庭園)は、北畠氏ゆかりの庭園で、国指定の名勝・史跡である。
 秋を彩る北畠神社庭園の紅葉は、庭園との調和も素晴らしく、日本三大武将庭園に数えられる。
 北畠神社は、1530年、細川高国により北畠神社庭園が作られる。850坪、武家書院造庭園で、内から見て楽しむ池泉鑑賞式である。
 1643年に創始された三重県津市にある神社であり、祭神として北畠顕能を祀る、建武中興十五社の一社である。
 紅葉と共に、枯山水、米字をかたどった米字池など風雅な見どころも多い。自然の地形を巧みに活かした造形は室町庭園とも呼ばれ、野趣あふれる造りである。
 野性的なこの庭園は、当時の地方豪族の美的感覚を表わし、往時の面影を偲ばせてくれる。
 紅葉が一杯の秋には、今でも昔と変わらぬ景色を観賞出来る場所である。
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