真禅院 三重塔 Shinzen-in Sanjuu-no-tou
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岐阜県垂井町の朝倉山の麓に数百メートル離れて建つ真禅院(しんぜんいん)と南宮大社(旧称南宮神社)は、とても深い関係にある。
真禅院の前身は天平一一(739)年、行基により創建された宮処寺(ぐうしょじ)といわれ、その後、最澄により南宮神社と神仏習合され、大神宮寺と改称した。ところが明治時代に入ると、今度は神仏分離によって三重塔、本地堂などが神社西方の現在地に移され、真禅院と称せられるようになった。複雑な歴史を物語るように、真禅院入り口の石柱には「朝倉山南宮寺」と刻まれている。
南宮神社境内の南方に建っていた三重塔は、地元住民の力を借りて、明治四(1871)年までに現在地への移築が完了した。寛永一九(1642)年の建立で、高さ25・38m、鴨居の上に取り付ける横木の長押(なげし)などに、極彩色の文様が施されているのが特徴である。内部には本尊の大日如来を安置する。国指定重要文化財。塔の前方は開け、遮る建物などがないため、遠くから眺めても全体がよく見える。
真禅院の前身は天平一一(739)年、行基により創建された宮処寺(ぐうしょじ)といわれ、その後、最澄により南宮神社と神仏習合され、大神宮寺と改称した。ところが明治時代に入ると、今度は神仏分離によって三重塔、本地堂などが神社西方の現在地に移され、真禅院と称せられるようになった。複雑な歴史を物語るように、真禅院入り口の石柱には「朝倉山南宮寺」と刻まれている。
南宮神社境内の南方に建っていた三重塔は、地元住民の力を借りて、明治四(1871)年までに現在地への移築が完了した。寛永一九(1642)年の建立で、高さ25・38m、鴨居の上に取り付ける横木の長押(なげし)などに、極彩色の文様が施されているのが特徴である。内部には本尊の大日如来を安置する。国指定重要文化財。塔の前方は開け、遮る建物などがないため、遠くから眺めても全体がよく見える。
- 住所
- 503-2124 岐阜県不破郡垂井町宮代2006
- 名前
- 真禅院
- 電話
- 0584-22-2212