NIPPON Kichi - 日本吉

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2007/10/17


昴 Subaru Subaru

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 青白く美しく光る高温の星の集団、プレアデス星団を日本では昴(すばる)とも呼んでいる。
 元々は一つに集まっているという意味の「すまる」が変化して「統ばる(すばる)」になったと伝わる。そして、その後中国での呼び名「昴宿」から「昴」を当てたとされる。
 日本で昴について書かれた最古の記録は、平安時代中期に醍醐天皇皇女勤子(きんし)内親王が、源順(みなもとのしたごう)に作らせた辞書「倭名類聚抄(わみょうるいじゅしょう)」だと考えられている。この中での昴は「須八流」と記されているという。
 清少納言の「枕草子」二五四段には「星はすばる。ひこぼし。ゆふづつ。よばひ星、すこしをかし。尾だになからましかば、まいて。」と書かれており、枕草子の中でも最も美しく叙述されているといわれている。
 星を美しいと感じる人の心は今も太古の頃も変わらない。
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2007/9/11


青麻神社 Aoso-jinja Aoso Shrine

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 青麻神社(あおそじんじゃ)は、全国の青麻神社の総本社で、太陽・月・星を一緒に祀っており、名水の名所としても知られる。
 仁寿二(852)年に、現社家の遠祖・穂積保昌が京都からこの地に来て、天照大御神(あまてらすおおみかみ)、天之御中主神(あめのみなかぬしのかみ)、月読神(つくよみのかみ)の日月星の三光神を清水湧く岩窟の中に奉祀したのが始まりとされている。あわせて里人に麻の栽培を教えたといわれ、これが神社や地名の由来となっている。
 この神社は昔から中風病退除のご利益で知られ、また創健者である穂積一族が水運に携わっていたことから海上安全の神として崇められており「三度詣でれば生涯中風の難よりのがれる」と伝えられている。
 現在境内には名水「おすず」が湧き出ており、清らかな水を求めて多くの参詣者が訪れる。
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2007/8/24


流星の滝 Ryuusei-no-taki 

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 旭川市内から国道39号線を北見方面に向かい、大雪山国立公園層雲峡渓谷にある滝が流星の滝(りゅうせいのたき)である。
 流星の滝は、90mの落差から垂直に力強く流れ落ち、石狩川へと流れ込む。その勇壮な迫力ある姿から雄滝とも呼ばれる。その雄滝に対して、雌滝と呼ばれる銀河の滝が、流星の滝の左手に見える。
 銀河の滝は落差120mの高さから、層雲峡の柱状節理の岩肌に沿い、水が白糸のように覆いながら流れ落ちてくる。ふたつの滝をあわせて、日本の滝百選に選ばれている。北海道では他に5ヵ所の滝が選ばれている。
 最初、目にする遊歩道からの眺めも迫力があり素晴らしいが、少し登ったところにある双瀑台からふたつの滝を同時に眺めると、層雲峡の自然を身近に感じながら、より見事な滝の姿に出会う事ができる。
 流星・銀河の滝ともに、冬には結氷し姿を変えるが、新緑の頃、紅葉の頃、いつ訪れても見事な姿を楽しませてくれる滝である。
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2007/6/26


松前藩戸切地陣屋跡 Matsumae-han-hekirichi-jinya-ato 

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 松前藩戸切地(へきりち)陣屋跡は、江戸時代に蝦夷地の防衛を強化する目的で、幕府が安政二(1855)年に松前藩に命じて作らせた陣屋の跡地である。北海道北斗市に所在する。
 この陣屋は、四陵の星型をしており、東側の一陵に砲台六門を擁していた。明治元(1868)年には函館戦争の旧幕府軍の攻撃に遭い、松前藩兵の手により自焼、放棄されている。その後昭和五四年から国や道の保護を受けて環境保護を行い、平成十三年に再建。現在では市民の憩いの場として親しまれている。
 陣屋に続く長い道路には桜が植えられており、春の満開時には桜のトンネルとしてたくさんの人々の目を楽しませている。
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2007/6/18


能面 三光尉 Noumen Sankoujou Noh Mask Sanko-jo

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 能で使う面の一つ。老人を表現する際に使う。
 室町末期頃に、越前平泉寺の僧であった三光坊が創作したことが名前の由来とされる。また、日神、月神、星神の3つの光によって作られたという説もある。
 おでこや頬にしわがたくさんあるため庶民的な顔立ちだが、威張った雰囲気も持ち合わせている。
 山賤、木こり、塩汲、漁夫等の役に利用することが多い。
 屋島(やしま)では主人公の因縁話として演じる前シテとして、漁夫などの庶民的な役に使われる。
 他にも、融(とおる)、兼平(かねひら)、国栖(くず)、野守(のもり)、鵜飼(うかい)、阿漕(あこぎ)等の曲目に使われる。
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