NIPPON Kichi - 日本吉

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2007/11/1


茶筅 Chasen Chasen

Jp En

 茶筅(ちゃせん)は、緑茶、特に抹茶を点てるのに使う茶道具のひとつ。湯を加えた抹茶を茶碗の中でかき回して均一に分散させ、泡を立てるための道具である。
 茶道の流派や宗匠たちの好みにより使う種類が異なり、形、穂立ち、素材、流派の好みにより約120種にも及ぶ。大きく分けると濃茶用、薄茶用の2種類になる。濃茶用には、穂が荒くて数が少ない「荒穂(あらほ)」を、薄茶用には竹を細かく割った穂が細く、数が多い「数穂(かずほ)」を用いる。
 茶筅の持ち方には作法がある。利き手ではない方の手は、抹茶碗が滑らないように支え、利き手で茶筅を持ち、人差し指と中指と親指の3本で茶筅の竹の部分を握るのが正式な作法だという。筆の正しい持ち方が決まっている「書道」にも似た様式美がここから感じられる。
 茶筅は、茶道の文化に欠かせない、大切な道具のひとつである。
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2006/12/15


独楽遊び Koma-asobi Top spinning

Jp En

 種類と仕掛けの多さでは、日本の独楽は他国の追随を許さない、伝承された多くの遊び方が残っている。
 回し方だけ見ても、軸を親指と人差し指でつかんで軸をひねってまわす方法や、両手をすり合わせて軸をもむようにしてまわすもの、ヒモを巻きつけてほどくことで生じる力を利用して回転させて遊ぶものや、糸をひねって独楽を吊り上げ、床に落として回転させるものなどがある。
 遊び方は、独楽の種類によって豊富だ。独楽同士をぶつけあって勝負を競う遊びや、回転する時間を競う遊び、さらに技を競う遊びもある。一方、仲間がいなくても、回転した際の形や模様の変化を楽しむもの、仕掛けによって鳴る音を楽しめるものもある。また、日本では扇や傘の上で回したり、綱渡りさせたりする演芸も広く知られている。
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