きゅう漆 Kyuushitsu Kyushitsu
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きゅう漆とは漆工程のひとつで、木地造りにつづく、塗りの工程。下地塗りと上塗りに大別される。素地には木材、竹、和紙、皮革等があり、各材質の特色を生かして下地塗り、上塗りを施す。
「きゅう漆」の重要無形文化財保持者(人間国宝)である大西勲氏(1944〜)。鎌倉彫を学んだ後、昭和四十九(1974)年から赤地友哉(あかじゆうさい)に師事、曲輪造り(まげわつくり)を主とするきゅう漆の技法を習得した。木材の薄板を環状に曲げ、個々の曲輪を組合わせて素地を形成する「曲輪造」などの木地作りから塗りまでの全工程をひとりで手がける。
その品格高い優れた作品が評価され、第4〇回日本伝統工芸展の文部大臣賞など数々の賞を獲得。しかし氏は奢り高ぶることなく、「私は生涯職人です」と言い切り、今もなお気の遠くなるような時間をかけて作品造りをつづけている。
「きゅう漆」の重要無形文化財保持者(人間国宝)である大西勲氏(1944〜)。鎌倉彫を学んだ後、昭和四十九(1974)年から赤地友哉(あかじゆうさい)に師事、曲輪造り(まげわつくり)を主とするきゅう漆の技法を習得した。木材の薄板を環状に曲げ、個々の曲輪を組合わせて素地を形成する「曲輪造」などの木地作りから塗りまでの全工程をひとりで手がける。
その品格高い優れた作品が評価され、第4〇回日本伝統工芸展の文部大臣賞など数々の賞を獲得。しかし氏は奢り高ぶることなく、「私は生涯職人です」と言い切り、今もなお気の遠くなるような時間をかけて作品造りをつづけている。
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- きゅう漆