NIPPON Kichi - 日本吉

記事数2件: 1~2 件表示          

2008/6/16


甑大明神 Koshiki-daimyoujin 

Jp

 鹿児島県薩摩半島の西南、約40キロメートルの海上に浮かぶ甑島(こしきじま)は、中甑島、下甑島とともに甑島列島を形成する。
 手付かずの大自然が数多く残されており、紅白の色をした「鹿の子ゆり」の自生地として知られ、また釣りなどのメッカとしても人気がある。
 この上甑島のたもとにあるのが、「甑大明神(こしきだいみょうじん)」である。上甑島と中甑島の間に架かる、全長420メートル、幅員8メートルの甑大明神橋のそばにある。
 架橋地点のヘタノ串には、甑島列島特有の奇岩がそびえており、朱塗りの鳥居が建てられている。
 甑大明神には社殿はなく、米などを蒸す時の「甑(せいろ)」の形をした大岩が御神体として祀られている。これが「甑島」地名の発祥だといわれている。
[+ADDRESS] この記事をお気に入りに、追加します



2008/4/25


湯桶(ゆとう) Yutou 

Jp

 湯桶(ゆとう)とは、注ぎ口と柄のある木製漆塗容器のことで、現在では蕎麦屋や懐石料理などで用いられる。
 湯桶は、元々上流階級の婦人が化粧用の湯つぎとして用いたもので、江戸時代には酒器にも使われていた。また、茶懐石では最後に一口残しておいた飯椀のご飯を香の物で湯漬けにする時、湯桶が使用されている。
 蕎麦を食べ始めた後に蕎麦湯を飲む習慣が江戸で広まり始めたのは、寛延年間(1748~1751)の江戸時代中期以降とされるが、蕎麦屋が蕎麦湯入れとして湯桶を使い始めた年代は、はっきりしていない。
 塗り物の湯桶には円形の丸湯桶と角型の角湯桶とがある。外側は朱色か黒塗りだが、内側は朱塗りが一般的である。
 湯桶は主にそば湯を注ぐ時に使用するのが一般的である。
[+ADDRESS] この記事をお気に入りに、追加します



記事数2件: 1~2 件表示          
NIPPON Kichi - 日本吉 - 日本語に切り替える NIPPON Kichi - 日本吉 - to english

モノ・コト・ミル・ヒトで綴る
日本の美意識。

現在の記事 5444
カテゴリーズ
都道府県
キーワードシャッフル
お気に入り
キーワード検索
閲覧履歴



Linkclub NewsLetter