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截金(きりかね)師、工芸作家の江里佐代子氏は昭和二十(1945)年、京都生まれ。現在京都市左京区岡崎に位置する仏像制作工房「平安佛所」にて、大佛師(だいぶっし)である江里宗平、二代目・康慧とともに截金を行っている。
截金とは切金とも書き、細金(ほそがね)と呼ばれることもある。純金箔やプラチナ箔を数枚焼き合わせ、厚みを持たせたものを細く線状、丸、三角などに切り、それを筆の先につけて貼りながら様々な紋様を描き出す技法で、主に仏像や仏画の装飾用として用いられている。
氏は江里家に嫁いだ後初めて、截金を学んだという。寝る間を惜しんで修行し、髪の毛よりも細い金箔を自在に扱う技術と精神力を修得した。その文様は、人間技とは思えないほどの精緻かつ優美で、思わず息を呑むほどだ。
平成二十(2002)年には截金で重要無形文化財保持者(人間国宝)の認定を受けた。
截金とは切金とも書き、細金(ほそがね)と呼ばれることもある。純金箔やプラチナ箔を数枚焼き合わせ、厚みを持たせたものを細く線状、丸、三角などに切り、それを筆の先につけて貼りながら様々な紋様を描き出す技法で、主に仏像や仏画の装飾用として用いられている。
氏は江里家に嫁いだ後初めて、截金を学んだという。寝る間を惜しんで修行し、髪の毛よりも細い金箔を自在に扱う技術と精神力を修得した。その文様は、人間技とは思えないほどの精緻かつ優美で、思わず息を呑むほどだ。
平成二十(2002)年には截金で重要無形文化財保持者(人間国宝)の認定を受けた。
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