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支子色(くちなしいろ)は、日本に伝わる伝統色である。
アカネ科の樹木クチナシは、沈丁花や金木犀に並ぶ、かぐわしい香りで有名な観賞花である。
支子色はそのクチナシの実で染めた黄色で、赤味を帯びたくすんだ黄色である。黄支子(きくちなし)とも言う。
古くから染料や薬料として用いられてきた支子の実は今でも、きんとんや栗の甘露煮、たくあんの色づけに使われている。
文献に出てくるのは「延書式」が初めで、この中に深支子(こきくちなし)、浅支子(あさきくちなし)、黄支子と三種のくちなしの黄色が記録されている。
また、熟した実は口を開かない事から「口無し」とも言われ、古今和歌集などでは口無しにかけて、言わぬ色、不言色などと詠まれてもいる。
支子色は、暖かみのある日本の伝統色である。
アカネ科の樹木クチナシは、沈丁花や金木犀に並ぶ、かぐわしい香りで有名な観賞花である。
支子色はそのクチナシの実で染めた黄色で、赤味を帯びたくすんだ黄色である。黄支子(きくちなし)とも言う。
古くから染料や薬料として用いられてきた支子の実は今でも、きんとんや栗の甘露煮、たくあんの色づけに使われている。
文献に出てくるのは「延書式」が初めで、この中に深支子(こきくちなし)、浅支子(あさきくちなし)、黄支子と三種のくちなしの黄色が記録されている。
また、熟した実は口を開かない事から「口無し」とも言われ、古今和歌集などでは口無しにかけて、言わぬ色、不言色などと詠まれてもいる。
支子色は、暖かみのある日本の伝統色である。
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