NIPPON Kichi - 日本吉

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2007/1/25


作楽神社 Sakura-jinjya Sakura Shrine

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 岡山県津山市と鏡野町との市境付近にある神社。後醍醐天皇と児島高徳を祀り、神社の境内全域が国指定の史跡になっている。
 かつてこの地は後鳥羽上皇の荘園であったことから「院庄」と呼ばれていた。元弘の乱(1331年)により隠岐に流される途中、後醍醐天皇がこの地に宿泊した御在所跡とされる。後醍醐天皇が宿泊している夜、厳しい警護の隙を突いて館に侵入した児島高徳が、庭の桜の幹に「十字の詩」をしたためて天皇を励ました、という逸話が「太平記」に記されている。
 この故事にちなんで、貞享五(1688)年に高徳顕彰碑、明治二(1869)年に作楽神社が建立された。
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2007/1/24


舳倉島・海女 Hegurashima・Ama Hegura Island and the Ama

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 能登半島の北の海上、約四八キロメートル先にある、絶海の孤島。激しい荒波を受けてその海岸は複雑な入り江や絶壁を持つ。標高約十三メートル。周囲は約五キロメートル。歩いて約一時間ほどの小さな島である。
 かつては夏の漁が行われる時期だけ、対岸の輪島から漁民が移住していたが、今は定住者も増えている。
 海流や地形の関係で、古来から絶好の漁場であり、特に海女による漁は万葉集にも謡われている。
 今もその様子は変わりなく、夏、磯において、たくさんの海女が海に潜る姿を見ることができる。実は、漁業のほとんどが海女によるもので、アワビ、テングサ、ワカメ、サザエが主な獲物である。
 また、日本と大陸を往復する渡り鳥にとってはよい休憩所となり、日本ではここでしか見ることができない鳥も多い。バードウォッチングの日本有数の名所。
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2007/1/23


新湊法生津八幡宮 Shinminato-Hojozu-hachimangu Shinminato Hojozu Hachimangu Shrine

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 放生津八幡宮(ほうじょうずはちまんぐう)は、奈呉の浦の景勝を愛した、歌人大伴家持が越中国司として在住中の天平十八(746)年、豊前の宇佐八幡宮から勧請したのが始まり。現在の富山県射水市に位置する。
 八幡宮の境内の裏手には大伴家持が奈古の浦を記念して詠んだ、万葉集にも残っている歌の歌碑が立つ。「東風(あゆ)を疾(いた)み 奈呉の浦廻に 寄する波 いや千重しきに 恋ひ渡るかも」。境内からは、奈呉の浦が境内から一望できるので、古(いにしえ)の歌人の情緒に思いを馳せるのもいい。そのほか境内には、奥の細道の松尾芭蕉の句碑も立っている。
 毎年10月1日は、放生津八幡宮祭礼の曳山まつりで賑わう。豪華絢爛な13本の曳山を、昼は花山、夜は提灯山車に趣を変え曳き廻り、それは勇壮な眺めだという。
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友泉亭公園 Yusentei-kouen Yusentei Park and Villa

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 友泉亭公園は、福岡市城南区にある、筑前黒田家別荘を福岡市が市民のための歴史公園として整備し開園した公園である。
 黒田家六代藩主継高公の別館として江戸時代中期に建てられたもので、「世に堪えぬ 暑さも知らず 湧き出づる 泉を友とむすぶ庵は」という歌にちなみ、友泉亭と名づけられた。
 1ヘクタールの敷地にひろがる池泉廻遊式の純日本庭園は、その池とともに見事なものである。周りにはモミジ、シイ、ツバキ、フジなどの木々や草花が四季折々の風情をたたえている。
 本館からながめる日本庭園の景色は格別である。秋の紅葉も最高で、池には数百匹もの鯉がゆうゆうと泳いでいる。
 友泉亭公園は、浮き世の疲れを癒してくれる、憩いと安らぎの場所である。
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2007/1/22


飛雪の滝 Hisetsuno-taki Hisetsu-no-taki (Waterfall of Flying Snow)

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 飛雪の滝は、三重県南牟婁郡紀宝町にある高さ30m、幅12mの大きな滝である。
 昔は鬱蒼と茂った竹林の中の谷にある滝であったことから「竹の谷の滝」と呼ばれていた。
 名前の由来は、紀州藩主徳川頼宣がこの美しい滝を見て、
 幾重なす 山を巡りて川豊か
 物は皆 装い凝らす秋の色
 滝つ瀬の 一筋掛かる岩の辺の
 風吹けば 飛沫さながら雪の舞
 と、詠んだ詩からである。
 紀宝町で一番簡単に行ける滝であるが、周りの雰囲気がすばらしいので、山奥でしか見られないような雄大な滝に感じられる。
 滝の東側には浅里神社があり、滝は神社の神域を流れている。
 その姿は幽玄の趣であり、起伏のある岩肌を流れる水は激しいしぶきとなって飛び散り、その名の通り、雪が舞っているように幻想的な雰囲気を醸し出している。
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2007/1/18


鈴木 藏 (人間国宝) Suzuki Osamu Osamu Suzuki

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 1934年、岐阜県土岐市駄知町生まれ。1953年、地元の県立多治見工業高校 窯業科を卒業し、釉薬や土の研究に努める父・通雄の手伝いをする為、丸幸陶苑の試験室に入社。慣習を重んじるやきもの制作において、合理的なデータを蓄積していく科学技術的な取り組みを学ぶ。
 1959年、第8回 現代日本陶芸展に5枚1組の「志野丸皿」を初出品。第6回 日本伝統工芸展にも出品し、共に入選を果たす。以来、数多くの受賞を重ね、1982年には第19回 日本陶磁協会金賞を受ける。
 土地柄、薪窯信仰が根強く残るが、一貫してガス窯を用いる志野焼を試み、その優れた成果が高く評価され、現代の「志野」において、指導的立場を確立。1987年に芸術選奨文部大臣賞を受賞。1994年、重要無形文化財保持者(人間国宝)に認定される。
 「志野」は日本で生まれた最初の本格的な施釉陶器で、白く柔らかな釉が厚くかけられミカンの肌の様に一面に穴が開いている独特なイメージを持っている。
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