NIPPON Kichi - 日本吉

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2008/2/18


天竹神社 Tenjiku-jinja 

Jp

 延暦一八(799)年、三河地方海岸に小さな漂流船が流れ着いた。その船に乗っていた中国西部の山岳少数民族、崑崙人(こんろんじん)によって日本に初めて綿の種がもたらされたと伝えられている。その後三河地方は木綿の産地として栄えた。
 その崑崙人の遺徳を伝えるため、天保八(1837)年天竹社が建立され、新波陀神(にいはだがみ)として祀られた。これが「天竹神社(てんじくじんじゃ)」の始まりである。
 毎年一〇月に行われる祭礼「綿祖祭」では古式の道具を用いて綿を打つ儀式が行われる。また漂流船にちなみ「舟みこし」がかつがれる。
 日本で唯一、棉祖神が祀られている神社ということで布団屋など木綿を扱う職業や関連する仕事を持つ人なども多く参拝に訪れる。
 境内には綿に関する資料などが展示されている。
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2007/8/21


棉祖祭 Men-so-sai Menso-sai (Cotton Festival)

Jp En

 全国でも珍しい綿の神様「崑崙人(こんろんじん)」を祀る西尾市天竹町にある天竹神社。
 平安初期の延歴一八(799)年、太平洋で漂流し、三河国(現愛知県東部)に打ち上げられた一隻の船。船に乗っていた一人の天竺人(インド人)は助けてくれたお礼にと三河の人々に木綿の種を渡したと言う。
 残念ながら気候が合わず、それは生長しなかったと言われているが、その伝説に由来して村の名前が天竺(天竹)となり、また木綿の発祥地とされた。
 この綿を伝えた新波陀神(にいはだかみ)を祀る祭礼が「棉祖祭(めんそさい)」である。祭りでは船に乗って流れ着いたことにちなんで「舟みこし」が担がれ、古式の道具を使っての「綿打ち」の儀式が行われる。
 全国的にも珍しいこの祭り。木綿関係者も多く参拝に訪れ、賑わいを見せる。
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