からくり乱杭渡り人形 Karakuri-rangui-watari-ningyou
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愛知県碧南地方に伝わる「からくり乱杭渡り人形(らんぐいわたりにんぎょう)」は高さの違う杭を、下駄履きの人形が何にもつかまらずに一本一本渡っていく、というものである。
最後の杭まで渡りきった人形は、杭から離れ、松の枝先に掛けられた太鼓を叩き、「天下太平楽」の掛け軸を拡げるという一連の演技をする。
からくり乱杭渡り人形は、二体で一対となっており、天明八(1788)年に名古屋の人形師・舟津藤吉より金七両二分で譲り受けたものである。
あまりに精巧な動きに、海外公演では「足に磁石が付けられているのだろう」と疑われたほどであったその技巧は、現代においても目を見張るものである。昭和五九(1984)年には碧南市の有形民俗文化財に指定された。
古くから山車からくりで、東海地方の祭礼余興の主役として演じられてきたからくり杭渡り人形は、現在では四体しか残されていない、大変貴重な人形であり、残すべき匠の技である。
最後の杭まで渡りきった人形は、杭から離れ、松の枝先に掛けられた太鼓を叩き、「天下太平楽」の掛け軸を拡げるという一連の演技をする。
からくり乱杭渡り人形は、二体で一対となっており、天明八(1788)年に名古屋の人形師・舟津藤吉より金七両二分で譲り受けたものである。
あまりに精巧な動きに、海外公演では「足に磁石が付けられているのだろう」と疑われたほどであったその技巧は、現代においても目を見張るものである。昭和五九(1984)年には碧南市の有形民俗文化財に指定された。
古くから山車からくりで、東海地方の祭礼余興の主役として演じられてきたからくり杭渡り人形は、現在では四体しか残されていない、大変貴重な人形であり、残すべき匠の技である。
- 住所
- 447-0000 愛知県碧南市
- 名前
- からくり乱杭渡り人形