来民うちわ Kutami-uchiwa
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熊本県山鹿市の鹿本町来民(かもとまちくたみ)の伝統工芸品として知られている「来民うちわ(くたみうちわ)」は、昔から京都や丸亀と共にうちわの三大産地として有名である。
慶長五(1600)年、四国の丸亀の旅僧が、一宿の謝礼として、うちわの製法を伝授したのが来民うちわの始まりといわれている。また和紙と竹の資材に恵まれていたため、一七世紀中頃、藩主であった細川忠利(ほそかわただとし)が奨励したともいわれている。最盛期には、年間六百万本ものうちわを生産していたが、近年、冷暖房の普及で衰退し、現在は数件の商店のみで生産が続けられている。
山鹿市は、当時より和紙の原料となる楮(こうぞ)の木の産地として知られている。山鹿灯籠を製作する上で、しっかりとした和紙は不可欠で、加えて竹林が豊富な土地柄とあって、この地の産業として栄えていった。
竹を小割した骨に和紙を貼って優雅な色を出し、柿渋を塗ると強度が増すといわれている。
慶長五(1600)年、四国の丸亀の旅僧が、一宿の謝礼として、うちわの製法を伝授したのが来民うちわの始まりといわれている。また和紙と竹の資材に恵まれていたため、一七世紀中頃、藩主であった細川忠利(ほそかわただとし)が奨励したともいわれている。最盛期には、年間六百万本ものうちわを生産していたが、近年、冷暖房の普及で衰退し、現在は数件の商店のみで生産が続けられている。
山鹿市は、当時より和紙の原料となる楮(こうぞ)の木の産地として知られている。山鹿灯籠を製作する上で、しっかりとした和紙は不可欠で、加えて竹林が豊富な土地柄とあって、この地の産業として栄えていった。
竹を小割した骨に和紙を貼って優雅な色を出し、柿渋を塗ると強度が増すといわれている。
- 住所
- 861-0331 熊本県山鹿市鹿本町来民1648
- 名前
- 有限会社 栗川商店工房
- 電話
- 0968-46-2051