NIPPON Kichi - 日本吉

2007/5/10

珠洲焼 Suzuyaki Suzu Pottery

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 珠洲焼(すずやき)は、平安時代から室町時代にかけての約四百年間、石川県の珠洲地方で作られた幻の焼き物。
 戦国期に忽然と姿を消したものの、昭和に入ってから珠洲焼きの破片や窯跡が見つかたことで、再び蘇り、新しい窯も開かれるようになった。
 珠洲焼は窯の中への酸素の流入量を極度に少なくし、燻すように焼く「燻べ焼(くすべやき)」という焼成法で焼き上げる。
 珠洲の土は鉄分を多く含んでおり、鉄分が炭素と結合して灰黒色の独特の地肌になる。
 素朴でぬくもりがあり、ざらりとした手触りとぽってりとした厚みのある器。力強い造形美を持ちながら、どこかシックでモダンな風合いを持つ。現在は花器やビアジョッキ、フリーカップなどが焼かれ、大変な人気を呼んでいる。

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住所
石川県珠洲市
名前
珠洲焼




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