NIPPON Kichi - 日本吉

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2007/1/12


江戸からかみ Edokarakami Edo Karakami Paper

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 江戸からかみは、江戸の町づくりとともに発展し、襖、壁、屏風などを彩るために加工された和紙である。
 からかみの源流は、平安時代に中国からもたらされた美しい文様の紙「紋唐紙(もんからかみ)」であり、それを和紙で模した物が「からかみ」である。
 当初、和歌を筆写する詠草料紙として貴族の間で好まれたが、中世以降には襖や屏風などにも貼られるようになった。
 江戸時代、徳川幕府による江戸の街づくりが進む中で、需要も拡大し独自の発展を遂げた。
 江戸からかみは、木版摺りを重視した「京からかみ」に対し、木版摺りを基調としながらも型紙による捺染や刷毛引きなど多くの技法で作られる。
 その文様は江戸らしく、武家や町人の好みを反映した自由闊達で粋なものであるのが特徴である。
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2007/1/9


京表具 Kyo-hyogu Kyo-hyogu (Kyoto Picture-Framing and Mounting)

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 寺院の仏具表具や床の間の書画掛け軸などでおなじみの表具。京都では、1200年の歴史に育まれて、独自の表具技術が継承され、今では、経済産業大臣の伝統的工芸品の指定を受けている。
 表装の歴史は古く、平安時代、仏教の伝来とともに中国より伝わり、経巻に施されたのがその始まりであった。その後、保存や鑑賞のために、書画などに布や紙などで縁取りや裏打ちなどをして掛け軸や額に仕立てたり、屏風や衝立、襖にする「表装」一般を扱うようになったという。
 今日、表装と呼ばれるものには、襖、壁装など現代の暮らしに即した実用的な分野と、掛軸、額装、屏風、画帖、巻物など美術工芸的なもの、さらには高度な技術と豊かな経験が要求される古美術の修復まで含み、それぞれが独特の雰囲気を保っている。
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