遍照院 三重塔 Henjou-in Sanjuu-no-tou
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倉敷市西部の田園地帯に遍照院(へんじょういん)はある。真言宗の寺で寺伝によると、平安時代の寛和元(985)年、開山智空上人(ちくうしょうにん)によって創建されたと伝えられている。
境内の三重塔は昭和の解体修理の際に発見された、応永二三(1416)年の再建墨書により室町時代前期の再建であったことが判明した。
塔の高さは約二二・五mあり、屋根は重厚な趣の本瓦葺き。木の先端部、木鼻には室町風のシンプルな彫刻が施されている。垂木を二重にして間隔を密にした二軒繁垂木(ふたのきしげたるき)や庇の四隅に吊るされた風鐸(ふうたく)と呼ばれる鐘、屋根の勾配や反り具合など、随所に品格が感じられる美しい塔である。
境内の三重塔は昭和の解体修理の際に発見された、応永二三(1416)年の再建墨書により室町時代前期の再建であったことが判明した。
塔の高さは約二二・五mあり、屋根は重厚な趣の本瓦葺き。木の先端部、木鼻には室町風のシンプルな彫刻が施されている。垂木を二重にして間隔を密にした二軒繁垂木(ふたのきしげたるき)や庇の四隅に吊るされた風鐸(ふうたく)と呼ばれる鐘、屋根の勾配や反り具合など、随所に品格が感じられる美しい塔である。
- 住所
- 710-0807 岡山県倉敷市西阿知町
- 名前
- 遍照院 三重塔