NIPPON Kichi - 日本吉

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2007/9/10


知覧武家屋敷庭園 Chiran-bukeyashiki-teien Old Samurai Gardens in Chiran

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 知覧武家屋敷庭園(ちらんぶけやしきていえん)は、鹿児島県南九州市知覧町(旧・川辺郡知覧町)にある江戸時代の武家屋敷群で、国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されている。
 約260年余り前、知覧領主・島津久峰時代の武士小路区割の名残り。現在、武家屋敷通りと屋敷庭園が保存されている。
 7軒の屋敷の庭園が見学でき、うち6軒は枯山水式庭園、1軒は築山池泉式庭園となっている。
 薩摩の小京都と呼ばれるにふさわしい佇まいを保ち、武家屋敷群は「人をもって城となす」という薩摩藩の気風を推し進めた外城のひとつとされる。
 各屋敷が塁のように防衛障壁となるよう工夫されており、端正にして優美、虚飾に走らず簡素を旨とした、薩摩武士の知性と上品さが伺える。
 知覧武家屋敷庭園群は、江戸の昔を思い起こさせる街並みである。
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2007/4/13


加賀竿 Kaga-zao Kaga Fishing Rod

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 石川県加賀市には、「加賀竿」という伝統工芸品がある。江戸時代から技術を伝承してきた高級釣竿だ。
 江戸時代、浅野川の清流では、武士に対し、「釣り」を「健康増進」を目的として奨励していた。鮎釣りは武士にのみ許された特権であり、その竿さばきは剣術にも通じるところがあるなど、隠れた武芸の鍛錬の場でもあった。
 鮎釣りには堅牢な釣り竿が求められ、元禄の頃から竿師が登場するようになったという。やがて漆塗りや加飾が施されるようになり、現在の加賀竿の原型が形成された。
 加賀竿は2年生の竹を高熱加工して強靭さを加え、漆を数回から十数回に渡り塗り重ねる。質実剛健を旨とするため、華美な装飾を避け、黒呂色(くろろいろ)を基調とする。
 しなやかで腰の強い竹の加賀竿は本物志向の人々の支持を集め、最高級の釣竿として今も根強い人気を持つ。
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2007/3/12


大峯山寺(世界遺産) Oominesanji Ominesanji Temple (World Heritage Site)

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 大峯山寺は、奈良県吉野郡天川村にある修験道の寺院である。本尊は蔵王権現像、役行者像。世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」の一つ
 大峯山は標高1719メートルの山であり、全国に数多く存在する大峰山の由来の山でもある。
 大峯山寺は、大峯山の中心、山上ケ岳の山頂にある寺で、日本でもっとも高所にある木造建造物といわれている。
 7世紀末に、修験道の祖である役行者が、苦行の末にようやく感得した蔵王権現を刻んで本尊としたのが創建である。
 女人禁制の聖域としても知られ、毎年5月3日の戸開式から9月23日の戸閉式までの山入の期間には、多くの行者が修行に励んでいる。
 本堂は、戦国時代に一向宗と争って焼失し、元禄4(1691)年に再建されたものである。
 大峯山寺は、厳しい修験道と女人禁制を旨とする古寺である。
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