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2007/12/6


赤野観音堂 Akeno-kannon-dou Akeno Kannondo Hall

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 赤野観音堂(あけのかんのんどう)は、静岡県沼津市柳沢赤野にある真言宗の寺である。本尊は十一面観音像で、堂と本尊は共に市の有形文化財に指定されている。
 天平三(732)年、行基菩薩一刀三礼の作と伝わる十一面観音菩薩を本尊として開山された。
 江戸時代より、駿河一国三十番札所及び横道十五番札所として知られている。
 現在の堂は寛永一三(1637)年に左甚五郎が再建したものと伝えられる。
 建物は唐様式の鏡天井で、天井には竜、正面の壁には天女の舞姿が描かれている。
 境内には目通り3・9mのカヤと、3・72mのナギの大木があり、それぞれ市指定天然記念物とされ、樹勢も盛んである。
 赤野観音堂は、現在は広大寺により管理されている、古寺である。
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2007/9/11


宮城 旭山 Miyagi Asahi-yama 

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 旭山(あさひやま)は、宮城県の北部、北上川と鳴瀬川の間に広がる仙北平野のほぼ中央に位置する、標高174mの丘陵である。
 豊かな水田地帯に囲まれた、ゆったりとした大地の膨らみは、全山が芝生に覆われており、奈良にある若草山にも似た山容を呈している。
 宮城県内でも有数の桜の名所として知られており、シーズンになれば、ソメイヨシノやヤマザクラ、ツツジなどが咲き乱れ、訪れる人々を楽しませてくれる。
 山頂まではおおよそ800mの登山道も整備されており、ハイキングにも最適な山である。
 天気のいい日には、山頂から遠く太平洋や松島を一望することもでき、金華山島や栗駒山、船形連峰、蔵王連峰などの雄大なパノラマを余すところなく堪能することもできるだろう。
 近くには宮城県十七寺にも数えられる名刹箱泉寺や京都清水寺と同じ様式で建設された観音堂も見られ、散策にももってこいの場所である。
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2007/8/30


日輪寺 Nichirinji Nichirinji Temple

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 茨城県久慈郡大子町にある日輪寺は、今から1200年前、大同三(808)年に弘法大師が現世浄土を願って開山した。
 弘法大師は、みづから十一面観世音の霊像を刻んで本尊とし、朝に祖国の隆昌と安民豊楽の護摩修行を行い、 夕べに有無両縁の冥福を祈願した。
 ここは、北関東と南奥州の大道場として信者を広め、永延三(987)年に板東二一番の霊場となった。
 明治一三(1880)年、山火事のため堂塔を焼失したが、霊場の加護により尊仏は難を免れ、大正四(1915)年四月には旧観音堂跡現日輪寺が再建されて現在に至る。 
 本堂左手には、展望台付き休憩所があり、好天のときは富士山も望めるという。
 日輪寺から更に車で5分ほど登ると日本武尊が創建したとされる八溝嶺神社がある。
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2007/3/5


福石観音 Fukuishi-kannon 

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 市内福石町にある清岩寺の観音堂に安置されている十一面観音で、九州七観音の一つに数えられている。高さ2メートルのこの観音像は諸国行脚の途中にこの地を訪れた行基によって養老年間(717〜723)に作られたと言われる。
 ご本尊は空海(弘法太師)の木像だという。すぐ裏には羅漢窟があるが、空海によって五百羅漢(ごひゃくらかん)が安置されたとも伝えられている。
 その後行基の足跡をたどっていた空海によって清岩寺が創建され、空海が安置したとされる五百羅漢が傍の洞窟にある。
 毎年8月8日〜11日にかけて清岩寺で行われる千日祭に参拝すると4万6000日参拝したのと同じ功徳があると言われ、参拝客がつめかける。
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2007/2/28


マダラ鬼神祭 Madara-kijin-sai 

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 その源流は、インドの外金剛部の神にして、観世音菩薩の主宰したまう補陀洛浄土の守護神である。
 雨引山炎上の際、摩多羅神が現れ鬼類を督し、七日七夜にして荘厳な現在の観音堂を建立したといわれている。
 マダラ鬼神祭は、この鬼神の恩徳に報謝せんがために、寛永18(1641)年、住職尊海が時の老中松平伊豆守信綱の庶弟であった縁を以て、幕府に願い出て許され、年中行事の大祭として修行しきったもの。350年の伝統を有する北関東随一の大祭である。
 寛永の昔、この祭典を始めるに当たり、時の老中松平伊豆守信綱侯が寄進された袈裟は今日に伝えられ、摩多羅鬼神祭の当日、マダラ神が被着している。
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2007/2/26


虎の尾桜 Tora-no-o-zakura 

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 三重塔で知られている法用寺の観音堂前にあるサトザクラは、808年に植えられたと伝えられている。花の中から花弁が突き出した珍種で、古い親の木が枯れても、根元からひこばえが生じ、親に代わって成長する性質がある為、現在の木はその何代目かに当たると考えられている。名前の由来は、東側に低く張り出た三幹の樹幹が、虎の横たわる姿に見立てた説と、重弁になる花からおしべが弁化して細く立つ旗弁の形を虎の尾と見立てた説がある。
 「石部桜」、「杉の糸桜」、「大鹿桜」、「薄墨桜」などの会津五桜の一つで、5〜10枚の細い花弁を持ち、淡い紅色なのだが、終わりに近づくにつれてその紅色が濃くなってゆく。 
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2007/2/22


逢善寺 Houzen-ji Hozenji Temple

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 茨城景観百選の一つにも数えられ県の有形文化財にも指定されている江戸後期の代表的仏閣建築。
 今から千年以上むかしの平安時代の天長3(828)年、逢善道人が千手観音を本尊として寺院を創立。淳和天皇の勅願寺として発展し、正徳3(1713)年には天台宗の関東八檀林の一つに定められ、僧侶養成のための学問所として栄えた。
 境内には県指定の文化財として、仁王門、書院・庫裡、彫刻の木造金剛力士立像、工芸品の五鈷鈴と五鈷杵、経文の妙法蓮華経など沢山の文化財がある。
 今の本堂は、1842年に建設されたもの。観音堂と兼ねたもので、観音堂としては日本一広いと言われている。実際、目の前にしてみると、威圧感を感じるほどに大きい。
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2007/2/6


鎌倉長谷寺 Kamakura-hase-dera 

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 鎌倉長谷寺は、神奈川県鎌倉市長谷にある浄土宗系統の単立寺院である。本尊は十一面観世音菩薩。坂東三十三箇所観音霊場の第四番札所となっている。
 天平八(736)年、徳道上人により創建されたと言われ、鎌倉時代以前からある寺である。
 本尊の十一面観音は高さ9.18mあり、木造では日本一と言われている。この像は大和の長谷寺の観音と同じ楠の一木造りで、立ち姿が美しい。
 康永元(1342)年、足利尊氏が金箔を施し、明徳三(1392)年、足利義満が光背を造って納めたといわれる。
 観音堂が建っている平地には見晴らし台が設けられ、鎌倉の海や長谷の町並みが見渡せ、三浦半島まで望むことができる。
 鎌倉長谷寺は、アジサイの径(こみち)も有名で、古刹とともに景観も楽しめる場所である。
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