NIPPON Kichi - 日本吉

2008/1/24

加藤卓男(人間国宝) Katoutakuo 

Jp


 六代・加藤卓男(かとうたくお・1917~2005)は、美濃焼の陶芸家である。色釉(いろぐすり)を施した鮮やかな文様「三彩」の作品で知られる。
 大正六(1917)年、五代・加藤幸兵衛の長男として、岐阜県多治見市に生まれる。多治見工業高校卒業後、京都国立陶磁器研究所陶芸科にて研修を受ける。
 その後広島にて被爆、暫く静養を続け、昭和三〇(1955)年頃より本格的に陶芸を開始、翌年に第一三回日展に入選。
 昭和三六(1961)年、フィンランド政府の招聘を受けフィンランド工業美術学校に留学。中東各地を訪ねた際、ペルシア陶器に興味を持ち、ペルシア古陶の発掘調査に参加するなど、様々な研究により、一七世紀に滅んだラスター彩の再現に成功、また青釉・三彩の研究にも取り組み、異民族文化と日本文化との融合に成功した。
 昭和五五(1980)年、宮内庁正倉院より正倉院三彩の復元を委託され、約九年かけて「三彩鼓銅」「二彩鉢」を完成させる。平成七(1995)年、人間国宝の認定を受ける。

この記事をお気に入りに、追加します

住所
507-0814 岐阜県多治見市市之倉町4-124
名前
加藤卓男
電話
0572-22-3821
email
info@koubei-gama.co.jp
HP
http://www.koubei-gama.co.jp/




NIPPON Kichi - 日本吉 - 日本語に切り替える NIPPON Kichi - 日本吉 - to english

モノ・コト・ミル・ヒトで綴る
日本の美意識。

現在の記事 5444
カテゴリーズ
都道府県
キーワードシャッフル
お気に入り
キーワード検索
閲覧履歴



Linkclub NewsLetter