NIPPON Kichi - 日本吉

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2007/10/1


知立の松並木 Chiryu-no-matsu-namiki The Row of Pine trees in Chiryu

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 愛知県の知立(ちりゅう)市は、慶長六(1601)年より東海道五十三次の三九番目の宿場町「池鯉鮒宿(ちりゅうじゅく)」としての役割を担っていた。
 慶長九(1604)年幕府の命により、集落の中を除く東海道全域に松の並木が植えられた。並木は夏は木陰を作り、冬は風雪を防ぐのに役立ち、旅人の味方になった。
 現在知立には、約500メートルに渡って170本にもおよぶ松並木が続き、往時の東海道の姿をとどめている。
 この松並木の両側には側道があるが、これは数百頭に及ぶ馬市の馬を繋いでいたものとされている。
 松並木と馬市の賑わいは、松並木の南側の馬市之跡の古い石碑や、広重の浮世絵「東海道五十三次・池鯉鮒」からも窺うことができる。
 昭和四四(1969)年に市指定文化財となった。
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2007/1/23


俳聖殿 Haiseiden Haisei-den

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 俳聖殿(はいせいでん)は、松尾芭蕉生誕300年を記念して1942年に建設された、三重県伊賀市の建造物である。市指定文化財。
 俳聖殿は上野公園(伊賀上野城)内にある。全体が芭蕉の旅姿を形どった八角堂で、屋根は旅笠、八角形の庇は袈裟、柱は杖、木額は芭蕉の顔を表わしている。殿内には伊賀焼等身大の芭蕉座像を安置している。
 この風変わりで壮大な殿堂は、地元出身の代議士故川崎克が私財をもって建築したものである。
 毎年10月12日の芭蕉の命日には「芭蕉祭」が挙行され、その業績を称え遺徳を偲んでいる。また、全国から応募された俳句や連句が芭蕉像に奉納され、この日だけ芭蕉像が開帳される。
 旅人と建築をひとつのものとして表現した日本でも類例のないこの建物は、建築美術の上でも傑作といわれている。
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