NIPPON Kichi - 日本吉

記事数13件: 1~8 件表示     >>     >|  

2008/9/29


槍 Yari 

Jp

 槍(やり)とは、相手を叩いたり突き刺すための武器の一種である。長く伸びた棒の先に突き用の刀剣が装着されたもので、歴史の古い武器である。
 主に、柄と槍頭の二つの部品で構成される。柄は主に木製で、長さは数cmから長い物では5m以上に及ぶ。槍頭は硬質の刃状で、石製の物から金属製の物まで時代によって異なる。
 獣に対する狩の手段として、鋭い牙や爪、突進力を有する動物に槍の持つリーチは有効であった。また、対人の戦闘・戦争においても、剣や棍棒を持った相手のリーチ外から攻撃する、馬上の相手を攻撃する、盾越しに攻撃するなど、用途は多岐に渡る。
 その長さ故に狭い場所での取り回しが欠点となるが、集団戦では味方同士で連携する事により補えるため、洋の東西を問わずして戦場における主兵装として活躍した。
[+ADDRESS] この記事をお気に入りに、追加します

keywords :


2007/10/11


宇和津彦神社 Uwatsuhiko-jinja 

Jp

 宇和津彦神社(うわつひこじんじゃ)は延暦一一(792)年創建といわれる古社で、大国主命(おおくにぬしのみこと)と宇和津彦命(うわつひこのみこと)を主祭神とする。藩政時代には藩の総氏神として伊達家の崇敬を受け、南与地域の人々からは「一宮さま」と呼ばれ親しまれてきた。かつて社殿は宇和町内にあったが、伊達藩による宇和島城下の造成で現在地に移されたといわれている。本殿の様式は切妻造、檜皮葺。境内から見る宇和島城の姿が美しい。
 毎年一〇月二九日には宇和津彦神社秋季例大祭が行われる。この例大祭では、八ツ鹿踊り、牛鬼、獅子舞、槍振りなどの伝統芸能が繰り広げられる。特に、伊達氏とともに東北から伝えられ市の無形民俗文化財に指定されている八ツ鹿踊りが奉納されると、氏子らに代々受け継がれてきた牛鬼の先導する神輿が町を練り歩き、祭は佳境を迎える。
[+ADDRESS] この記事をお気に入りに、追加します



2007/10/1


桜井町の棒の手 Sakurai-cho-no-bou-no-te Bo-no-te in Sakurai Town

Jp En

 桜井町の棒の手(さくらいちょうのぼうのて)は、愛知県安城市桜井町に伝わる民俗芸能である。
 戦国時代、桶狭間の戦いで織田信長の奇襲により破れた今川方の武士、式部太夫(しきぶだゆう)が戦の後もこの地に留まり、自衛のために農民に棒術を教えたこと始まりと言われ、当時は「式部流(しきぶりゅう)」とよばれた。
 やがて太平時代を迎えると、棒の手は五穀豊穣を願って奉納されるようになった。
 演技は棒のみを用いる「表」と、槍や十手、鎌などのキレモノを用いる「裏」がある。
 棒の手は現在まで大切に受け継がれ、地元の小学生による演技も上演されるようになった。
 昭和三九(1964)年に県の無形民俗文化財の指定を受ける。
[+ADDRESS] この記事をお気に入りに、追加します



2007/9/4


河内祭・御船祭 Kouchi-matsuri Mifune-matsuri Kouchi Festival

Jp En

 本州最南端の町である和歌山串本町古座で毎年7月24、25日に「河内祭(こうちまつり)」が行われる。「御船祭(みふねまつり)」とも言われ、国の重要無形民俗文化財に指定された古座川を舞台にした水上の祭りだ。
 古く源平の戦いに源氏方として出陣した熊野水軍の勇士達の戦勝を、「河内神社」で祝ったのが始まりとされ、その凱旋の姿を伝えるものだと云われている。
 色鮮やかな陣幕や水引き、槍、矛、提灯などで飾った御舟3隻が、「古座神社」で入舟式を行い、河口から御神体である河内大明神の祀られている清暑島(せいしょとう)にゆっくりと2日かけて遡っていく。その為、参拝や奉納は本祭の25日に行われる。
 町では獅子が舞い、中学生らが櫂伝馬競漕を勇壮に繰り広げている。
[+ADDRESS] この記事をお気に入りに、追加します



2007/8/14


家康行列 Ieyasu-gyouretsu Ieyasu Gyoretsu (Procession)

Jp En

 家康行列(いえやすぎょうれつ)は、愛知県岡崎市にて毎年4月に行われる催事である。
 岡崎市主催の戦国祭り「家康行列」は、桜が満開な「桜まつり」のメインイベントして開催される。
 行列の起源は江戸時代にまでさかのぼり、明治初期には龍城神社の行事として行われていた。
 天下統一した徳川家康の遺影をしのび、三河武士をたたえる行事で、公募で選ばれた徳川家康を中心に武士団、姫列など1000余名の武者、騎馬十余頭が市内主要路を練り歩く。
 勇猛な三河武士団の出陣式や行進、地域の歴史紹介などによる、絢爛豪華な時代絵巻は、素晴らしい見せものなっている。
 桜が綺麗な河川敷は桜百景のひとつにも数えられている場所で、家康行列との融合は幻想的な印象を見る者に与える。
 行進中に、鉄砲隊と槍隊が演武を披露するほか、河川敷では「合戦祭り」が開催される。
 家康行列は、岡崎の春の風物詩となっているイベントである。
[+ADDRESS] この記事をお気に入りに、追加します



2007/8/10


宇和津彦神社 八ツ鹿踊り Uwatsuhiko-jinja Yatsushika-odori 

Jp

 延暦一一(792)年以前に創建という歴史をもつ宇和津彦神社。ここで一〇月二九日に行われるのが宇和津彦神社秋季例大祭である。
 この例大祭では、牛鬼、獅子舞、槍振りなどの伝統的な芸能や行列と共に、市の無形民俗文化財に指定されている八ツ鹿踊りが有名である。
 七人の雄鹿たちが一人の雌鹿を探し出し、皆で喜び合う「めじしかくし」という踊りが起源とされ、もともと宮城県各地に普及していたものである。
 それを仙台、伊達政宗の庶長子秀宗が宇和島藩の領主としてこの地方を治めた関係で、宇和島に伝えられ定着し、現在に至ったとされている。
 鹿の頭をつけ紅染の布で上半身を覆い、七人の雄鹿と一人の雌鹿に扮した一二歳~一三歳の少年八人が、胸もとにある太鼓を叩きながら舞を舞う。
 手甲、脚半(きゃはん)、草履ばきといった姿で、ゆったりと優雅に踊られる姿は、観光客の目を楽しませている。
[+ADDRESS] この記事をお気に入りに、追加します



2007/6/28


竹駒神社 初午大祭 Takekoma-jinja Hatsuuma-taisai 

Jp

 初午大祭は竹駒神社最大の祭礼であり、毎年、旧暦二月(新暦三月)の初午の日から七日間に渡って行なわれる。
 期間中の日曜日に行なわれる神輿渡御の神事では、大名行列に由来するといわれる「竹駒奴」が、揃いの法被を着て古風な「道中練り」を披露しながら先頭を行き、着飾った稚児や神子、神輿、騎馬武者など総勢七〇〇名余りの行列が、それに続いて市内を練り歩く。途中三十数名の竹駒奴が見せる「毛槍投げ受け」は、手にした毛槍を投げ上げて互いに受け合うもので、祭りのハイライトとも言える。
 また境内の一角では、昭和三二年に初午大祭を奉祝して結成された、全国のお菓子を展示する初午大祭名物の「全国銘菓奉献会」も開かれる。
 竹駒神社は、承和九(842)年、陸奥守として着任した小野篁(おのたかむら)が、奥州鎮護を祈願して創建したといわれている。初午大祭は、五穀豊穣、商売繁盛、家内安全などを願って行われる例大祭である。
[+ADDRESS] この記事をお気に入りに、追加します



2007/6/5


又兵衛桜 Matabee-zakura Matabei Cherry

Jp En

 奈良県宇陀市にある「又兵衛桜」。樹齢300年とも言われるしだれ桜で、枝ぶりは大変見事。満開のころには写真家、観光客で賑わう。
 「又兵衛桜」の名前の由来は、大阪夏の陣で活躍した槍の又兵衛と異名を取る、後藤又兵衛基次から来ているそうだ。又兵衛は、戦いに敗れ、ここ宇陀の地で僧侶になり、姓を後藤と名乗ったという。この地はかつて後藤家の屋敷跡でもある。
 かつてはあまり注目されることのなかった又兵衛桜が全国的に有名になったのは、2001年にNHK大河ドラマ「葵・徳川三代」のオープニングで使われたのがきっかけ。これを機に、近隣からだけでなく、毎年大勢の花見客が訪れるようになったとか。
 夜にはライトアップも行われ、まるで滝が空から降ってくるかのような豪快な美しさがさらにきわだつ。
[+ADDRESS] この記事をお気に入りに、追加します



記事数13件: 1~8 件表示     >>     >|  
NIPPON Kichi - 日本吉 - 日本語に切り替える NIPPON Kichi - 日本吉 - to english

モノ・コト・ミル・ヒトで綴る
日本の美意識。

現在の記事 5444
カテゴリーズ
都道府県
キーワードシャッフル
お気に入り
キーワード検索
閲覧履歴



Linkclub NewsLetter