白竜の滝（はくりゅうのたき）は、北海道北部から中央部にかけて連なる増毛山地を流れるペンケペタン川に掛かる滝だ。
　落差はおよそ３６ｍ、幅は５ｍほどある豪快な直瀑で、その勢いのある飛瀑から、白い竜が天に向かって立ち昇っていくようだとも表現され、それが滝の名前の由来となっている。
　滝に向かう登山道もあり、ペンケペタン渓谷の景色を楽しみながら、滝の豪快さも味わうことが出来る。また、登山道の途中には休憩テラスも用意されており、ゆっくりと天へと立ち昇る竜の姿を眺めることも出来る。
　とはいえ、滝の迫力を思う存分味わうにはやはりその足元、滝つぼの側まで行きたいもの。この白竜の滝では登山道の途中で滝つぼへ向かう道もあり、その迫力を満喫することが出来るようになっている。
　滝つぼから豪快な瀑布を見上げれば、その名前の由来も良く分かる。
　深い緑を称えた滝つぼからの天を目指した飽くなき昇竜に、ただただ見入るばかりだ。