NIPPON Kichi - 日本吉

2008/4/8

柿渋和紙バッグ Kakishibu-washi-baggu 

Jp


 柿渋(かきしぶ)は、柿の実がまだ未熟なうちに収穫し、粉砕、圧搾して得た汁液を発酵させた、赤褐色の半透明の液である。柿タンニンやシブオールを多く含み、発酵によって生じた独特の臭気持つ。防かびや防虫効果があり、古くから建築用の塗料、また布の染料としても伝統的に使われてきた。木材に塗ると、時が経つにつれて赤みを帯びた色合いに変化する、日本古来の天然素材である。
 布や紙の補強剤としても利用され、柿渋和紙という味わい深い和紙も作られるようになった。和紙を柿渋の液で染めると、表面に細かな皺が入り、天日に干してプレスなどするとほんのりとした艶が出る。紙製でありながらしっかりとしたコシを持つため、その用途は様々である。
 柿渋和紙に、草木染で染め上げたコットンスラブをカジュアルに合せた、この新感覚のバッグは、独特の素材感や模様が人気があり、使い込むほど味が出る。日本の生活の知恵が今の感覚の上に蘇る一品である。

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住所
615-8025 京都市西京区桂稲荷山町16-25
名前
柿渋和紙バッグ
電話
075-391-2319
email
info@kenjikojima.net
HP
http://kenjikojima.net/




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