NIPPON Kichi - 日本吉

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2007/11/12


すし切り祭り Sushikiri-matsuri Sushikiri Festival

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 すし切り祭り(すしきりまつり)は、滋賀県守山市幸津川町の下新川神社(しもにいかわじんじゃ)にて毎年五月五日に開催されている神事である。
 下新川神社は、霊亀元(715)年、小さな祠を建てたのが始まりとされる古社で、祭神は豊城入彦命(とよきいりびこのみこと)、新川小楯姫命(にいかわこたてひめのみこと)。
 崇神天皇の第一皇子・豊城入彦命が東国を平定せんと湖西より丸太のイカダで渡ってきて、この地を平定したとの伝説が残る。
 すし切り神事は、豊城入彦命が琵琶湖を渡った時、村人が琵琶湖で獲れた鮒の塩漬けを献上したのが起源といわれている。
 若衆2人が古式にのっとり鮒寿司を切り、献上する「すし切り」の儀式で、国の選択無形民俗文化財とされている。
 すし切り祭りは、他にも「さんやれ」の囃子にあわせて踊る「かんこの舞」や「長刀踊り」も行われる、厳かで神妙な祭りである。
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2007/11/7


能代 役七夕・シャチ流し Noshiro-yaku-tanabata Shachi-nagashi Shachi Float in Noshiro Yakutanabata Festival

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 能代の役七夕(のしろやくたなばた)、シャチ流し(しゃちながし)は、秋田県北部、日本海に面した能代市にて毎年8月上旬に行われる。
 役七夕の起源は阿倍比羅夫や坂上田村麻呂が蝦夷との戦いに灯籠を用いたことに由来すると伝えられ、炎暑の眠気を払い、秋の豊作を祈願して、最後に疫病払いのために灯籠を焼き流したのが始まりとも言われる。
 役七夕では、聳えるような迫力ある高い灯籠が、のびやかな笛の音、夜空に響き渡る太鼓の音に乗り、田楽を先頭に、大勢の人々に引かれて町を練り歩く。
 そして、最終日には、灯籠上部のシャチを米代川に流すシャチ流しが行われる。
 お囃子が止み、街頭の灯りが消え、辺りは静寂に包まれる。川面に浮かぶイカダにのせられたシャチに火が放たれ、威勢の良かったお囃子が、寂しい調べを奏でる中、米代川から日本海へと焼き流されて行く。
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2007/10/11


須ノ川海岸 Sunokawa-kaigan 

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 愛媛県南宇和郡内海村須ノ川にある須ノ川海岸(すのかわかいがん)は、足摺宇和海国立公園に属している。公園の美しい芝生と真っ青な海は日本の渚100選に選ばれている。
 海岸にはウバメガシ林が広がり、エメラルドグリーンの海底には美しい珊瑚礁が広がっている。また、沖合いには養殖真珠のイカダが無数に並んでおり、その様子を眺めるのも一興だ。 
 広く整備されており、二つの遊歩道や公園、キャンプ場が設置され、マリンスポーツのメッカとしても有名である。夏になると多くの人々が海水浴やキャンプに訪れ、海岸はいっきに賑やかになる。
 須ノ川のもう一つの特徴は、海岸一帯に広がる丸い大きな石。波で石がこすれあう音が印象的で、その風情を楽しむ人も多い。
 
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2007/8/3


勘八峡 Kanpachi-kyou Kanpachi Gorge

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 勘八峡(かんぱちきょう)は、愛知県豊田市平戸橋町、勘八町、石野町に広がる延長2・6kmの景勝地である。愛知十名勝の一つに数えられている。
 矢作川の中流、平戸橋から越戸ダムに至る2kmの、ダム湖を中心に展開した渓谷で、ダムが建設される以前は谷が深く、奇石・累石に富み、激流が岩を砕き、その間を筏が行く名勝の地であった為、勘八峡と呼ばれた。
 歴史的遺産の豊富な場所でもあり、かつて平戸橋下流の扶桑町には材木商が、百々町には貯木場が栄え、近くでは古墳群などが点在している。
 現在はダム湖畔に桜が植樹されており、桜とツツジが見事で、花見の名所としても名高い。ダムはカヌーやボートのメッカとしても賑わいを見せ、釣りもできる。
 勘八峡は、水質も良く、自然の楽しみを満喫出来る場所である。
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2007/6/15


群馬 鯉のぼり祭り Gunma Koinobori-matsuri Koinobori Festival in Gunma

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 群馬の鯉のぼり祭り(神流町鯉のぼり祭り)とは、群馬県多野郡神流町にて開催されている祭りの事である。
 昭和五六(1981)年、鯉のぼりを持ち寄って始められたのが最初で、鯉のぼりをテーマとした祭りの草分けと言われている。
 毎年4月下旬から5月上旬にかけて、神流川の上を約800匹の鯉のぼりが飾る姿は圧巻で、全国から3万人に及ぶ人々が訪れている。
 その下では地元神流町で採れた山菜などの特産品を販売したり、和太鼓演奏、鯉いかだ下りなど、多くの催し物を行っている。
 特に5月3日~5日は「鯉のぼりフェスティバル」が行われ、郷土芸能披露や特産品販売、バザー、大道芸などが催されている。
 神流町鯉のぼり祭りは、さわやかで楽しい春のイベントである。
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2007/4/2


穴通磯 Ana-toushi-iso 

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 穴通磯(あなとおしいそ)は、岩手県大船渡市末崎町に広がる碁石海岸にある奇岩である。
 碁石海岸を代表する絶景スポットであり、波の侵食作用により大きな洞門が3つ開いたその姿は、迫力というしかない。
 遊覧船に乗ると、この穴をトンネルのようにくぐり抜ける事ができ、満点のスリルを味わえる。
 国の名勝、天然記念物に指定されており、岩肌を彩る緑、岩に砕け散る白波、そして青い海の風光は、まさに自然の造形美の極致といえる。
 近くには荒々しい景観の乱曝谷(らんぼうや)や、黒い玉砂利を敷き詰めたような「碁石浜」などがあり、海岸にはカキ、ホタテの養殖いかだが整然と浮かび、静かな波に揺れている。
 穴通磯は、碁石海岸を訪れれば一度は間近に見たい場所である。
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2007/3/9


奥瀞峡 Okudoro-kyou Okudorokyo Gorge

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 奥瀞峡(おくどろきょう)は和歌山県、三重県、奈良県をまたいで流れる北山川に位置する渓谷である。
 大台ヶ原山を源流とする北山川の渓谷部、瀞峡(どろきょう)は奥瀞、上瀞、瀞八丁に別れており、奥瀞峡は上流部を指す。吉野熊野国立公園の一部。
 元々は全域が渓流であったが、ダムの建設により一部が水没した。現存する渓谷には多くの奇岩、巨石が置かれ、景勝を楽しむことが出来る。
 伐採した材木を筏に組んで、北山川を下った筏下りは600年前からこの地方に伝わる技術であり、現在は観光筏として楽しまれている。急流を下るラフティングなども開催されており、多くの観光客が訪れている。
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2007/1/23


英虞湾 Agowan Ago Bay

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 英虞湾(あごわん)は、三重県志摩半島南部の湾である。
 志摩半島で一番大きな入海で、美しいリアス式海岸の特徴をもち、賢島をはじめ無数に浮かぶ大小さまざまの島影が印象深い。
 真珠の養殖で有名であり、昭和初期には真珠湾と呼ばれていた。英虞湾は世界で最初に真円真珠を発明した海であり、「英虞湾は真珠の故郷」とも言われている。
 「あご」と言う呼び方は天武天皇の時代に遡る。古くから多くの人が暮らしており、石器時代の石器に使われた石は遠く信州から運ばれてきた物で、この時代から遠い地方との交流があったことが伺える。
 英虞湾は、日本の歴史の始まりから登場する由緒ある海であり、真珠の筏が浮かぶ光景は、この地方独特の風物詩として訪れる者の目を楽しませてくれる。
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