NIPPON Kichi - 日本吉

2007/4/23

青目寺塔婆 Shoumokujitouba 

Jp


広島県府中市の北東、亀が岳の山頂に位置する「青目寺(しょうもくじ)」。弘仁四(813)年、青目上人の開基と伝えられる天台宗の古刹である。県、市指定の文化財が数多くあり、大蛇伝説で有名である。
 市指定文化財のひとつに「青目寺塔婆」がある。青目寺本堂右側にある収蔵庫北に建ち、基礎の正面に「正応五年二月二十八日、願主源口」の銘文刻印が残ることから、鎌倉時代の正応五(1292)年、源某が願いをかけて建立したと推測される。高さ約208センチ。建立から七百年以上も経ているとは思えないほど、形が整った美しい石塔だ。
 塔身には四面に胎蔵界(たいぞうかい)四仏の梵字が薬研(やげん)彫りで刻まれている。五重の笠はどれも軒が厚く、わずかに反り返った形が、鎌倉時代の特色を今にとどめている。

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住所
726-0001 広島県府中市本山町
名前
青目寺塔婆




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