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如庵(じょあん)は、愛知県犬山市にある庭園「有楽苑」内にある茶室である。
元和四(1618)年に織田信長の実弟である織田有楽斎により、京都市にある建仁寺の塔頭(たっちゅう)である正伝院が再興された際、建造された茶室だ。
明治四一(1908)年に東京の三井本邸に移築されたが、その後、一旦神奈川に移ってから昭和四七(1972)年に現在地に移築され、今に至っている。
京都府にある妙喜庵・待庵(たいあん)と大徳寺龍光院・蜜庵(みったん)とならび「三名席」とも称され、国宝指定されている三席の茶室の一つとなっている。
柿(こけら)葺き入母屋風の妻を正面に向けた二畳半台目向切の茶室で、内部には足元に三角形の板畳である「鱗板」を敷き、有楽窓と呼ばれる窓や斜めの壁と中柱の構えなど、随所に様々な工夫が凝らされており、千利休の独創性あふれる待庵ともまた違った、端正な佇まいを見せている。
毎年の三月と十一月には一般公開されており、今も多くの人が訪れている。
元和四(1618)年に織田信長の実弟である織田有楽斎により、京都市にある建仁寺の塔頭(たっちゅう)である正伝院が再興された際、建造された茶室だ。
明治四一(1908)年に東京の三井本邸に移築されたが、その後、一旦神奈川に移ってから昭和四七(1972)年に現在地に移築され、今に至っている。
京都府にある妙喜庵・待庵(たいあん)と大徳寺龍光院・蜜庵(みったん)とならび「三名席」とも称され、国宝指定されている三席の茶室の一つとなっている。
柿(こけら)葺き入母屋風の妻を正面に向けた二畳半台目向切の茶室で、内部には足元に三角形の板畳である「鱗板」を敷き、有楽窓と呼ばれる窓や斜めの壁と中柱の構えなど、随所に様々な工夫が凝らされており、千利休の独創性あふれる待庵ともまた違った、端正な佇まいを見せている。
毎年の三月と十一月には一般公開されており、今も多くの人が訪れている。
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