NIPPON Kichi - 日本吉

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2007/2/15


奈良 大願寺 Nara Daigan-ji Nara Daigan Temple

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 大願寺は奈良県宇陀市大宇陀区に位置する真言宗御室派の寺院。山号は薩垂山(さったさん)。別名を七福寺。
 聖徳太子の命により、蘇我馬子が建立したと伝えられる。江戸時代には宇陀松山藩により保護され、隆盛を誇った。
 本尊は神亀元(724)年に作られた十一面観世音菩薩像、明治十八(1885)年に火災にあいながらも土の中から見つかったことから「焼けずの観音」として知られ、火災、災難除けに御利益がある。
 境内には奈良では珍しい仏足石や、森野旧薬園の園主であった森野好徳の筆塚などが安置されている。
 近隣で採れた薬草を使った精進料理が食べられることでも有名。
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2007/1/29


大迫磨崖仏 Osako-magaibutsu Giant Buddha Rock Carving

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 大分県豊後大野市千歳町にある大日如来の磨崖仏。
 天文二(1533)年、日羅作と伝えられる。高さ3・2メートル、凝灰岩の壁に彫られており。石で体を作り、顔や手足は粘土、衣は漆喰を使う「石芯塑造(せきしんそぞう)」という技法で建立された。
 顔の半分以上を塑土が覆う強面と大きな胴は独特の雰囲気を持ち、参拝するものを幽玄の世界にいざなう。
 古来より牛神として地元の信仰が厚く、諸祈願が霊験あらたかであるといわれることから参拝客も多い。
 祭日は1月28日、8月27日の年二回。昭和51(1976)年、大分県重要文化財に指定。
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2007/1/23


大岩の藤水 Ooiwano-fujimizu Fuji Water of Ooiwa

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 富山県中新川郡にある大岩山日石寺の境内の中には「藤水」という霊水がある。眼病に霊験がある水と伝えられている。
 「越中旧自記(えっちゅうくじき)」にはこんな言い伝えが残っている。「元禄十五(1702)年、越後のある目の不自由な百姓が、不動明王から『日石寺の滝の脇に藤木が有る。その下の水で目を洗え』とお告げを受けた。さっそくその水で目を洗ったところ目が開いたという」。
 この伝説から、大岩日石寺にある岩仏の不動明王(国の重要文化財)の周りをめぐってこんこんと湧き出る清水は「藤水」と呼ばれ、眼病に霊験あり、と古くから人々に信じられてきたのである。
 境内にはメグスリノキ(目薬の木)も生えており老眼に効能があるとされ、現在では煎じ用の乾燥メグスリノキが販売され、参拝客の人気を集めているという。
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