NIPPON Kichi - 日本吉

2007/12/26

通潤橋 Tsuujunkyou 

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 通潤橋(つうじゅんきょう)は、熊本県上益城郡山都町長原にある全長79・64m、橋幅6・65m、橋高21・43mの橋である。国の重要文化財に指定されている。
 通潤橋は、嘉永七(1854)年、阿蘇外輪山の南側、熊本県上益城郡山都町の五郎ヶ滝川の谷に架けられた橋で、時の惣庄屋・布田保之助が、水の便が悪く、農業用はもとより飲料水にも事欠く白糸台地の人々の暮らしを良くするため、築造された石組みによる用水の水路橋とされる。水路橋というのは人を渡す橋ではなく、水を渡す橋である。
 通潤橋は、橋の上に石造パイプを3列並べた通水管を通し、水を渡している。橋の部分が低くなっており、サイフォンの原理で水を押し上げている。これは、当時としては画期的な方法で設計された橋といえる。
 通潤橋は、水路橋としては日本一の規模を誇る、当時の技術の粋を凝らして作られた橋である。

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住所
861-3661 熊本県上益城郡山都町長原
名前
通潤橋




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