NIPPON Kichi - 日本吉

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2007/1/25


吉野手漉き和紙 Yoshino-tesuki-washi Yoshino Handmade Japanese Paper

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 奈良県の代表的な伝統工芸である「吉野手漉き和紙」。宇陀(うだ)紙、美晒(みす)紙、国晒(くず)紙とも呼ばれ、すぐれた風合いとねばりの強さが特徴だ。奈良県の伝統工芸品にも指定されている。
 歴史は千三百年以上前に遡る。壬申の乱(672年)において吉野で兵を挙げた大海人皇子(おおあまのおうじ)(後の天武天皇)が国晒(くず)の郷人に紙漉きを教えたのがはじまりと伝えられる。
 吉野の紙が世に広まったのは、江戸時代に入ってから。大和宇陀町の商人が、全国的に売りさばいたため、「宇陀紙」と名づけられ、表装裏打ち紙として重宝されたのだとか。
 吉野の手漉き紙は、非常に薄くて丈夫。現在では、12戸の紙漉き家が伝統の技を守り抜き、表装用中裏紙や書道用紙、国宝修理用の紙を作り続けている。
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2007/1/17


縄ヶ池の水芭蕉 Nawagaike-no-mizubasho Skunk Cabbage at Nawaga Lake

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 縄ヶ池は、高清水山の山腹を流れる川が山崩れで堰き止められ出来た湖。広さは4960平方メートルあり、湖面標高は800メートル、池の最深部は約10メートル、池の周囲は約2キロある。竜神が住んでいるという伝説も残っている神秘的な池だ。
 この縄ヶ池の名物は、水芭蕉。縄ヶ池へ向かう林道の坂道を下りきるとそこは平地で、一面水芭蕉の群生地が現れる。その数なんと5万株。「縄ヶ池みずばしょう群生地」として富山県天然記念物にも指定されている。
 見ごろは雪解け後の5月上旬から下旬。白く清楚な花びらが一斉に水辺に咲き誇る姿には心が和む。また、海抜千メートル以下での水芭蕉の群生は珍しく、学術的にも貴重だという点でも有名だ。
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