NIPPON Kichi - 日本吉

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2007/12/26


文楽 Bunraku 

Jp

 文楽(ぶんらく)は、日本の伝統芸能である人形劇、人形浄瑠璃(にんぎょうじょうるり)を示している。
 人形浄瑠璃は室町時代に生まれ、一七世紀、江戸町民文化が花開いた元禄時代に大成した。のち一九世紀初旬になると植村文楽軒が大阪に人形浄瑠璃の小屋を建て人気を復興し、人形浄瑠璃と文楽が同じ意味として使われるようになった。その後全国へ伝播されていき、現在も各地方で雅やかな形態のまま伝承されている。
 文楽は男性によって演じられ、浄瑠璃語り役の太夫(たゆう)、三味線の音色、人形の動きの絶妙な三位一体の演芸で成り立っている。
 語りと音色の絶妙な間の取り方、人間の役者以上に優雅で人情味豊かなしぐさをする人形の演技、長い年月で洗練されたストーリーなどで観客を魅了する。
 高度な古典芸能であり、平成一五(2003)年に世界無形遺産に指定されている。
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2006/12/17


国立文楽劇場 Kokuritsu-bunraku-gekijou National Bunraku Theater

Jp En

 世界無形遺産に指定された人形浄瑠璃(にんぎょうじょうるり)文楽や舞踏、邦楽、大衆芸能等を上演する劇場。1984年、日本では4番目の国立劇場として開館。中は800席と広い。設計は「黒川記章」。劇場正面の上には、櫓の名残がデザインされている。
 劇場の1階には五世 長谷川小信(しょうしん)作の芝居絵が毎回ごとに新しく飾られる。
 劇場の名前の通り、この劇場は、文楽の良さを伝える役割を果たす。「文楽」とはわが日本の伝統的な、世界に誇る舞台芸術といえるものである。
 もともと「文楽」とは劇場の名前であった。しかし、いつのころからか芸術そのものを示すものとなり、正式な呼称となった。
 文楽は大きく3つからなる。ひとつは戯曲的な内容を物語る浄瑠璃(じょうるり)。2つめはそれを演奏する弦楽器の三味線(しゃみせん)。3つめはそれに合わせ演技をする人形。この3つが一つとなりこの劇場で独創的な世界を醸し出す。
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2006/12/15


能(世界無形遺産) Nou(Sekai-mukei-isan) Noh (The Masterpiece of the Oral and Intangible Heritage of Humanity)

Jp En

 能の源流は奈良時代。今日まで伝わる能の芸術性を確立したのは、室町時代初期に活躍した観阿弥(かんあみ)・世阿弥(ぜあみ)親子である。 
 能は、舞と謡(うたい)を担う「シテ」と呼ばれる主役を中心に、伴奏の地謡(じうたい)や囃子をともなって構成される音楽劇だ。
 その芸の特徴は、能面を使用することにある。喜怒哀楽の表現を最小限にとどめ、シテのわずかな動作が感情の機微を表わす。能の根幹を成す舞は、舞踊的な部分と演劇的な部分が混在し、所作は抽象的だ。謡は言語によって表現されるすべてのものであり、地謡は舞に必要な文句をうたうだけでなく、登場人物の心理描写や情景描写も行っている。これらはすべて「型」によって構成されており、多様な型を守ることで能の芸術性が保たれてきたのである。
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