NIPPON Kichi - 日本吉

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2008/10/8


狗留孫峡 kuruson-kyou 

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 狗留孫(くるそん)峡は宮崎県えびの市大河平にある峡谷。えびの市内を流れる川内川に沿った秘境のような「クルソン林道」を車で10キロほどの上流一帯である。
 「狗留孫」とは、お釈迦様になる以前の仏陀の名前が由来といわれる。山伏もこの渓谷で修行したという。
 川に沿って樹木が生い茂った100メートルほどの断崖が続く。所々に見られる巨石は溶結擬灰岩である。川には清流に生息すると言われるオオサンショウウオ(天然記念物)やヤマメが確認されている。
 峡谷上流には、キャンプ場があり、家族連れや釣り客が訪れる。秋になると、紅葉が峡谷一面に色づく。
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2008/10/3


赤池渓谷 akaike-keikoku 

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 赤池渓谷は、宮崎県串間市の北部、大矢取赤池にある渓谷である。
 大矢取川を上流に進むと、川幅が狭くなり、両岸から木々が生い茂る場所に奇岩が現れる。岩の隙間を縫うように流れ落ちる滝や、川の水が渦巻きのような形で溶結凝灰岩でできた川床を削りとり、窪みのような穴を作る甌穴(おうけつ)がいくつも見られる。
 また樹齢300年以上といわれるクスの大木をはじめ200本以上のクスの木があり、資源保存林として保護されている。
 近くには大蛇を飾った赤池神社やキャンプ場があり、紅葉狩りや魚釣りの客で賑わいを見せる。
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2008/9/26


真如堂 Shinnyo-dou 

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 比叡山延暦寺を本山とする天台宗の寺真如堂(しんにょうどう)。正式名称は「鈴聲山真正極楽寺(れいしょうざんしんしょうごくらくじ)」である。
 比叡山の僧、戒算上人が夢に現れた阿弥陀如来より「神楽岡に真正極楽の霊地がある」というお告げを受けた。戒算は比叡山常行堂の阿弥陀如来像を、神楽岡の東に位置する、藤原道長の姉、東三条院・藤原詮子の離宮に移し、安置したのが真如堂のはじまりといわれている。永観二(984)年のことだったという。
 応仁の乱の戦火を受け、諸堂は全焼してしまったが、江戸時代に入り、現在の地に美しく重量感のある本堂や三重塔などが再建された。
 自然に囲まれた真如堂は、見所も多く、四季折々の異なる表情も楽しむことができる。紅葉の名所としても名高い。
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2008/9/9


中山の滝 Nakayama-no-taki 

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 中山の滝は、南北秋川が合流する東京都の檜原村の玄関口に位置し、秋川本流にある中山峡にかかる滝である。
 その落差は1mほどしかないが、檜原村内から集まった水量豊かな流れが、滝口6mに狭まって轟音と共に流れ落ちていく様は迫力満点である。
 その豪快さに惹き付けられてか、米軍横田基地の米兵達が遊びに来ていたこともあり、「アメリカ渕」との別名も持っている。
 この滝は古くから周辺の人々に親しまれており、奈良時代に編纂された「風土記」にも鮎跳滝(あゆはねたき)として登場し、遡上するアユやヤマメを獲っていたという記述が残っている。また、木材を川に流して搬出していた頃には、この滝が最大の難所であったという。
 季節になれば周囲の自然は赤や黄色に岩肌を染め上げ、滝の両岸に数多ある岩の上に立てば、迫力ある滝と共に山水画のような、美しい景色を堪能することができるだろう。
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2008/9/2


はかま滝 Hakama-taki 

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 はかま滝は、静岡県の伊豆半島北部、戸田の山麓にある滝だ。落差10mほどの小さな滝で、静岡県の沼津市と伊豆市との境界付近を源流とし、駿河湾へと流れ出でる戸田大川にかかる。
 その瀑容は、典型的な二段滝であるが、飛瀑が末広がりのように見えるため、はかまの形になぞらえて名前が付けられたという。
 滝にはガラス製の展望デッキが設置されており、美しく舞い落ちる水飛沫を楽しめる。また、滝壺まで降りることもできるため、間近で飛瀑を見たり、直接水に触って、その冷たさを感じることもできる。
 周辺は緑豊かな自然にあふれており、公園やキャンプセンターもあるため、初夏の新緑や秋の紅葉などの大自然の息吹も思う存分楽しむことができる。
 豊かな自然の中に響き渡る瀑音をBGMに、美しくたなびく白い瀑容と共にのんびりとした一日を送るのも悪くない。
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2008/8/28


三河 足助飯盛山城 Mikawa Asuke-iimoriyama-jo 

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 三河(みかわ)の足助飯盛山城(あすけいいもりやまじょう)は、愛知県豊田市にある城跡である。
 飯盛山は春は桜、秋は紅葉の名所である。香嵐渓にあり、山麓の香積寺は足利氏の居館跡で、土塁が残っている。
 飯盛山城は、足助重長によって治承年間(1177~1181)に築かれ、以後足助氏代々の居城となった。足助氏没落後は、鈴木氏がこの地を支配し、飯盛山城と足助城を併用して本城とした。
 この飯盛山城を本城に、真弓山城、臼木ヶ峯城、大観音城、城山城、成瀬城、黍生城の6支城を、足助七城という。
 現在、主郭部は3段の曲輪から構成されており、飯盛山頂上にある。他に大小の曲輪群が配置されており、昔日の姿を残している。
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2008/7/25


京都 保津川下り Kyouto Hozugawa-kudari Boat Ride down the Hozu-gawa River, Kyoto

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 京都の保津川下り(ほづがわくだり)は、京都府亀岡市保津町~京都市嵐山まで約16kmの渓流を、約2時間で下る舟下りである。
 川下りというのは、長岡京に都があった頃(784~794)から、保津川の水流を利用して下流にある京都・大阪に物資を輸送する事にはじまった言葉で、いわゆる水運の事である。
 慶長一一(1606)年、角倉了以(すみのくらりょうい)が、木材・薪炭など丹波地方の産物を京へ送るための産業水路として開いた。これが、保津川下りの起源とされている。
 今では、日本一の川下りとして、国内はもちろん世界的にも良く知られている。
 曲がりくねった狭い川筋は、激流岩を生んで、かいの音が木霊し、谷間ではウグイスが鳴き、夏はかじかの涼やかな合唱が聞こえる。
 保津川下りは、桜、岩つつじ、新禄、紅葉、雪景色など四季折々の景観も魅力的な舟下りである。
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2008/7/4


宮の谷渓谷 Miyanotani-keikoku 

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 三重県松阪市にある宮の谷渓谷(みやのたにけいこく)は奥香肌峡(おくかはだきょう)を代表する渓谷で、数々の名瀑がある谷として知られている。
 入口から数分歩くと、犬飛び岩と呼ばれる深くて狭い谷がある。その昔、大蛇に襲われそうになった猟師が猟犬を抱えて谷を飛び越えたという伝説からその名がついたといわれている。
 横滝、撫子滝、蛇滝といった名のついた滝の他にも、無名の美しい滝を楽しむことができるが、特に美しいとされるのは風折滝(かざおれだき)や高滝といった落差七〇m以上の名瀑である。風折滝は、落水が風にあおられて“く”の字に曲がる様が大変美しいことから名づけられたという。風折滝への道はやや険しいが、日本の滝一〇〇選にも選ばれた滝であり、冬場は氷瀑も楽しむことができる。
 登山道はよく整備されており、気軽に登れるハイキングコースとしても人気が高い。春は若葉、夏は涼風、秋は紅葉、冬は氷瀑、と四季を通して様々な姿が楽しめる渓谷である。
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