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青森県黒石市でおこなわれる最大の祭りが、八月一五、一六日におこなわれる「黒石よされ(くろいしよされ)」である。徳島県徳島市の阿波踊り、岐阜県八幡町の郡上踊りとともに、日本三大流し踊りに数えられている。
市内の商店街を中心に「トコマンポ」と呼ばれる、編み笠に雀(すずめ)の柄の浴衣を着た約三千人の踊り子が、一斉に踊りを繰り広げる祭りである。稲穂が揺れて雀を追い払うという踊りの振りから、浴衣の絵柄が考案された。
「エッチャホー、エッチャホー」と独特の掛け声と囃子とともに、廻り踊り、組踊り、流し踊りの三つの踊りが披露される。時折円を描く廻り踊りは、見物客を巻き込んでの乱舞となる。
黒石よされは、山岳宗教が盛んだった六〇〇年もの昔、盆踊りの時の男女の恋の掛け合い唄であったといわれている。
その後、江戸時代の天明年間(1781~1788)、家老であった境形右衛門(さかいぎょうえもん)が城下町に人を集めるために力注いだとされ、現在に受け継がれている。
市内の商店街を中心に「トコマンポ」と呼ばれる、編み笠に雀(すずめ)の柄の浴衣を着た約三千人の踊り子が、一斉に踊りを繰り広げる祭りである。稲穂が揺れて雀を追い払うという踊りの振りから、浴衣の絵柄が考案された。
「エッチャホー、エッチャホー」と独特の掛け声と囃子とともに、廻り踊り、組踊り、流し踊りの三つの踊りが披露される。時折円を描く廻り踊りは、見物客を巻き込んでの乱舞となる。
黒石よされは、山岳宗教が盛んだった六〇〇年もの昔、盆踊りの時の男女の恋の掛け合い唄であったといわれている。
その後、江戸時代の天明年間(1781~1788)、家老であった境形右衛門(さかいぎょうえもん)が城下町に人を集めるために力注いだとされ、現在に受け継がれている。
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